勝負所で間違える

上図は、相掛かりから後手が9筋の歩を突き捨てて、△9七歩と打った局面。ソフトの評価値+203で互角。

ここは勝負所で、後手は次に△9五香が狙いですが、先手も後手もお互いに手が広い局面です。

▲9七同香なら△9六歩で、以下▲8七歩から後手の飛車を追い回す指し方もありますが、それはやる気が起きず、受けずに別の手を指しました。

本譜は以下、▲2三歩△1三角▲3四飛△4二銀で、ソフトの評価値-48で互角。

▲2三歩からの手順は、良くなかったようです。△1三角の位置は、いつでも△4五桂から△5七角成の筋があり、悪い位置ではありません。

また、先手の▲3四飛の位置が狭く、次に△2三金で困る形です。

以下、後手に9筋から手をつけられ、飛車を2筋に回られ、勝負所なかったです。

▲2三歩では、▲3五歩が良かったようです。この形だと、先手の飛車が追われることはありません。

△3五同歩なら、▲3四歩△4五桂▲2二角成△同銀▲3三歩成で、ソフトの評価値+690で先手有利。

△2三歩なら、▲3四飛△9五香▲9四飛で、ソフトの評価値+381で先手有利。

△9五香なら、▲3四歩△4五桂▲2二角成△同銀▲8七歩△8四飛▲6六角で、ソフトの評価値+442で先手有利。

先手は、後手の手によって対応を変えているのが、興味深いです。

後手は、それ以外の手を指すことも予想されますが、本譜よりは、先手良さそうです。

桂馬の頭を狙い、角を捌くという指し方が、参考になる1局でした。