手堅く受けに回って指す

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5六歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+762で先手有利。

後手の三間飛車に相穴熊の戦型になりました。

将棋は先手が数手前に▲2四歩~▲2三歩成とと金をできる展開で、この局面は先手が少し指しやすいと思っていましたが、後手も△5六歩と歩を取り込んで読み筋のようでした。

普通は2筋にと金を作らせないようにすると思っていたので、このような指し方もあるのかと少し驚いていました。

実戦は△5六歩以下▲3二とで以下変化手順で△5七歩成▲4二と△同飛▲5七銀△3三桂で、ソフトの評価値+136で互角。

この手順は▲3二とに実戦は△1三桂だったのですが、△5七歩成がありました。

先手は▲4二とでと金を捨てて▲5七銀とと金を取りますが、△3三桂という捌きの手がありました。

このような手は居飛車側からすると見えにくく、△2二歩のような受けが最初に浮かぶので感覚がいまひとつです。

△3三桂は桂取りを防ぎつつ次に△4五桂のような桂馬の活用があり、取られそうな桂馬が5段目まで活用できれば振り飛車としては満足です。

△3三桂に▲2一飛成や▲2三飛成はありますが、と金を捨てての空成りなので手の流れとしてはやや不満です。

なお実戦の△1三桂もソフトの候補手の1つで有力な手だったようで、この手も対局中は見えてなかったです。

▲3二とでは▲5八歩がありました。ソフトの評価値+747で先手有利。

この手の▲5八歩は対局中には見えていたのですが、少し受けすぎかと思って指せませんでした。

▲5八歩と受けると2三のと金と先手の飛車を活用するのに手数がかかると思ったのですが、一旦受けに回ってから攻める方法を考えた方がよかったようです。

▲5八歩以下△5七歩成▲同銀△7五歩▲4四角△2六歩▲同飛△4二飛▲1一角成△4七飛成▲6八銀で、ソフトの評価値+558で先手有利。

この手順も少し驚いたのですが、△5七歩成と成り捨てて手を繋げるようです。

△5七歩成に▲同歩なら△5六歩▲同歩△同飛▲3二と△1三桂▲2一飛成で、ソフトの評価値+561で先手有利。

この手順もありそうですが、7七の角が使えていないのが少し不満です。

▲5七同銀とすれば先手の角の利きが通りますが、反面7筋が少し手薄になるので一長一短です。

△7五歩は先手の角頭を狙った手で、▲4四角が待望の角の活用です。

しかし後手も△4二飛~△4七飛成があるので▲4四角は少し指しにくいかと思いましたが、以下▲1一角成と馬を作って香車を補充します。

△5八龍に▲6八銀と引いて先手が少し指せているようですが、実戦的にはまだ大変です。

自分は2筋のと金がじっくりと活用できる展開をイメージしていましたが、そんなに簡単にことは運ばないようです。

後手も何かと手を作ってきて先手もそれに対応する必要があり、先手はと金の活用はそんなにできてなくても香車を補充して馬を作れて有利を確保するというのが難しい判断です。

このように調べるとソフトで有利になっても結構難しいです。

手堅く受けに回って指すのが参考になった1局でした。

入玉模様に指して勝勢にもっていく

上図は、相居飛車の力戦型からの進展で△4九飛成と金を取った局面。ソフトの評価値+487で先手有利。

この局面はまだ大変ですが、ここで先手の手番なので少し指せているのかと思っていました。

このような先手の玉の薄い局面は流れ弾があたることもあるので、慎重にしないとやり損なうことがあります。

玉が薄い局面はやや悲観的に局面を見ることが多くなり、あまり形勢判断が正確にできません。

この局面で先手有利となっていますが、いまひとつ理解できていません。

後手は金駒3枚で囲っているのに対して、先手陣は金と銀がばらばらで裸玉に近い形です。

実戦は▲2三桂△5九龍▲5八歩で以下変化手順で△5三香▲6六玉△2二金で、ソフトの評価値-63で互角。

この手順の▲2三桂は安い駒で相手の守りの金を狙う手で、攻めるならこれしかないかと思っていましたがソフトの候補手にも入ってなかったです。

部分的には悪くない手かと思っていましたが、後手は△5九龍▲5八歩に変化手順で△5三香がありました。

5筋に玉がいるので△5三香は浮かびやすい手ですが、▲6六玉のタイミングで△2二金が浮かびにくいです。

さすがに金と桂馬の交換は避けるということで、6六に玉がいるので▲2二同馬とすることができません。

この展開になると9九の馬が攻めの活用が難しく守りのみになりそうで、攻めの迫力が半減している形です。

後手は△5八龍や△3九龍など指したい手があるのでそれまでに先手がうまい攻め筋があればいいですが、後手陣もそれなりにしっかりしています。

△4九飛成の局面では有力な手が2つありました。

1つは△4九飛成に▲3三桂です。

△4九飛成▲3三桂△で、ソフトの評価値+326で先手有利。

この▲3三桂は仮に推奨手でも指しにくい手で、相手の持ち駒に桂馬が入るといつでも桂馬で王手をする筋があります。

そのような先入観があるので読みが入ってないと指せないです。

▲3三桂に△同銀なら▲同馬△5九龍▲5八歩△5三香▲6六玉△2二銀▲3四馬△3三歩▲4五馬△4四金▲2七馬△3九龍▲6一銀で、ソフトの評価値+502で先手有利。

この手順は▲3三桂に△同銀▲同馬から後手が攻める手で、以下△2二銀と自陣に金駒を埋めます。

金駒を埋められると後手玉は簡単に寄りませんが、その分攻めの戦力が劣るので後手の攻めが少し細くなります。

先手は無理やりに攻めを継続させるのでなく、後手陣の駒の体力を計算するのも大事みたいです。

▲3三桂に△3二玉なら▲4一銀△同金▲2一角△2三玉▲4一桂成で、ソフトの評価値+988で先手優勢。

この手順は▲4一銀~▲2一角が入ると先手の攻めが継続できているようです。

もう1つは△4九飛成に▲1一馬です。

△4九飛成▲1一馬△5九龍▲6六玉△6四香▲7七玉で、ソフトの評価値+965で先手優勢。

この手順の▲1一馬は、ぬるいような手にも見えますのでかなり指しにくいです。

香車を補充したのと敵陣に馬が入ったということは分かるのですが、後手は△5九龍~△6四香と王手ラッシュできます。

△6四香に▲7七玉とした形がまだ先手玉は不安定にも見えるのですが、この局面は先手有利になったようです。

先手玉の近くには金駒1枚ですが、遠くから龍と馬が利いておりこれが意外と連携がいいようです。

また先手は8筋から入玉する含みもあり、先手は8筋に龍が利いているのも大きいです。

▲7七玉以下△2二歩▲4八銀打△5八龍▲5九香△6七香成▲同金△7八金▲6六玉△6五銀▲7五玉△6七龍▲5二香成△同玉▲8四玉で、ソフトの評価値+2707で先手勝勢。

この手順で興味深いのは先手勝勢といっても相手玉を寄せるのでなく、自玉を4段目から入玉できる形を目指しています。

自玉を入玉模様で安全な形にするというのは評価値的にもかなり価値が高いようで、将棋は攻めるだけでなく受けの手を指しても評価値は上がるようです。

このような指し方が終盤でできると手の見え方が少し幅広くなるようです。

入玉模様に指して勝勢にもっていくのが参考になった1局でした。

4筋への玉の早逃げ

上図は、相居飛車の力戦型からの進展で△5六歩と打った局面。ソフトの評価値+669で先手有利。

後手の横歩取らせに先手が横歩を取らずに▲5八玉としたため、激しい展開となりました。

この戦形は事前に研究していたのですが、相手の方もほとんどノータイムで指してこられたので少し驚きました。

あまり見ない形に誘導したつもりだったのですが、相手の方も知っているのか決断がよく気がついたらこちらの方が時間を使っていました。

1年位前の大会でも別の相手の方に全く違う将棋の見慣れない形に誘導したつもりだったのですが、相手の方も知っていたようでほとんどノータイムでこられたこともありました。

大会に参加される方は、日頃から将棋に接していると改めて思いました。

実戦は△5六歩以下▲8一飛成△5七歩成▲同玉△6九飛▲4四馬△5一歩▲9九馬△4九飛成で、ソフトの評価値+487で先手有利。

この手順の△5六歩は先手が▲5八玉型なのでありそうな手で、▲同歩なら安全なのですが利かされと思い▲8一飛成と踏み込みました。

この戦形は玉が薄くても踏み込んで指さないといけないみたいな感覚だったので、3段玉になって危険でも▲8一飛成と攻め合いの形を優先しました。

△5七歩成▲同玉△6九飛は▲4四馬とすると開き王手で9九の馬が抜かれるので指さないのかと思っていましたが、踏み込んで指されてこれも驚きました。

▲4四馬をうっかりでなく読み筋だったようで、△5一歩と底歩で打てる形がしっかりしているとの判断のようです。

以下▲9九馬△4九飛成でひと段落で先手の手番になりましたが、先手有利といえバランスがとれていたようです。

この局面が先手の手番なのと9九の馬が攻防に利いているのでなんとかなるかと思っていましたが、先手玉が薄く4九に龍がいるのでまだ大変みたいです。

対局中は▲8一飛成と踏み込んで指す1手だと思っていたのですが、▲8一飛成はソフトの候補手にも上がっていませんでした。

▲8一飛成では先手に2通りの有力な手がありました。

1つは△5六歩に▲2三桂です。

▲2三桂△2二金▲8一飛成△5一香▲1一桂成△5七歩成▲同玉△6九飛▲4八玉で、ソフトの評価値+424で先手有利。

この手順は▲2三桂と打つ手でよくある安い駒で相手の守り駒の金を攻める手です。

桂馬と金の交換は金の方が得することが多いので△2二金としますが、▲8一飛成に△5一香と香車で先受けするのが興味深いです。

△5七歩成~△5一歩もありそうですが、後からでも歩を使えるように△5一香としています。

先手の▲1一桂成は香車を補充する手ですが、そっぽに桂馬が成るので感覚的に少し指しにくいところはあります。

しかし香車を補充するのはそれなりに価値が高いようです。

後手の△5七歩成~△6九飛は狙い筋ですが、▲4八玉として4九の金を守る受け方で先手が少し指せているようです。

もう1つは△5六歩に▲6一馬です。

△5六歩に▲6一馬△5七歩成▲同玉△5一歩で、ソフトの評価値+533で先手有利。

この手順の▲6一馬は5二の金を目標にする手ですが、あまり見えていませんでした。

▲6一馬なら▲6一銀の方がいいのかと思っていましたが、△5一金と引かれると銀の活用が少し難しいようです。

5二に歩が打てるなら攻めが継続できるのですが、この瞬間は2歩になるので打てません。

よって▲6一馬で5二金を狙う形に△5七歩成~△5一歩と辛抱します。

△5一歩では△5一香として次に△6二金の開き王手みたいな狙いの手もありますが、▲4八玉と早逃げされると5二の金を守る5一の香車が負担になりそうです。

△5一歩以下▲4八玉△6九飛▲5三歩△同銀▲4五桂△8九飛成▲同飛成△同馬▲5三桂成△5六桂▲3八玉△5三金▲6二銀で、ソフトの評価値+829で先手優勢。

この手順は先手は3段玉では危険なので▲4八玉と引いて辛抱します。

▲5八玉だと△5四香のような筋があるので4筋への早逃げです。

△6九飛は▲4八玉ととがめた手ですが、▲5三歩~▲4五桂が攻めの継続手です。

後手も△8九飛成と桂馬を入手してから△5六桂と迫る形で▲3八玉と逃げますが、まだ後手の持ち駒に金駒が少ないので先手玉に即詰みはありません。

最後の▲6二銀で次に▲5一馬の狙いで先手が指せているようです。

4筋への玉の早逃げが参考になった1局でした。

将棋は最後まで油断できない

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で▲5九玉とした局面。ソフトの評価値+1929で先手優勢。

△6六飛と王手をした手に6八の玉が▲5九玉と引いた形です。

対局中は先手玉が残っているかと思っていましたが、このような局面からでもひっくり返されたことが何度もあるので油断はできません。

実戦は▲5九玉以下△3六桂▲6三成銀で、ソフトの評価値+5103で先手勝勢。

この手順の△3六桂は4八の地点を抑えた手ですが、運よく先手玉は詰めろになっていませんでした。

△3六桂に▲6三成銀が自分としては珍しくソフトの候補手と一致した手でした。

▲6三成銀に△8三玉なら▲7二成銀で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順は▲7二成銀以下△6三角▲同龍△同飛▲8二桂成△8四玉▲8五金まで詰みです。

また△6三同飛なら▲8四銀△同玉▲6三龍で、ソフトの評価値+5499で先手勝勢。

このように指せば、後手玉が詰めろで先手玉は詰まないので先手勝勢です。

しかし△6三同飛には▲6四銀△同玉▲5四金とか▲6五歩を考えていたので、だいぶ甘かったようです。

一番最悪な手順は△6三同飛以下▲6四銀△同玉▲6五歩△7五玉▲6三龍△7七角で、ソフトの評価値-99980で後手勝勢。

この手順は全く予想外の展開ですが、▲6五歩~▲6三龍で先手必勝かと思っていたらなんと先手玉に即詰みがありました。

この形が先手玉が以下詰みというのは驚いたのですが、3六の桂馬がよく効いているのと6三の龍が6五の歩があるので陰になっているのと、6五に歩があるため▲6八歩とできません。

これらの条件が重なると先手玉が詰み筋に入るようです。

数手前に後手が△3六桂と打った手はソフトの候補手に上がってなかったのですが、このような狙いもあったようです。

△7七角に▲5八玉なら△6八金▲同銀△同角成▲同玉△7七歩成▲同玉△7六銀▲6八玉△6七銀打▲7九玉△7八銀打▲8八玉△8七銀上成まで詰みです。

また別の詰まし方で▲5八玉に△6七銀▲同玉△6六角成からでも以下詰みです。

△7七角に▲6八金なら△同角成▲同銀△6九金▲同玉△7八銀▲同玉△7七銀▲同銀△同歩成▲同玉△7六歩で、ソフトの評価値-99992で後手勝勢。

△7六歩に▲6八玉なら△7七銀▲6七玉△6六歩▲5六玉△4五金まで詰みです。

△7六歩に▲6七玉なら△6六歩▲7八玉△7七金▲8九玉△7八銀▲9八玉△8七金まで詰みです。

これらの手順は後手は△6九金~△7八銀と2枚の金駒を捨てて寄せる形なのでこの2手は難しいのですが、後は並べ詰みだったようです。

また△6六歩や△4五金のような手も、ぴったりと決まっているようです。

今振り返ると最初の局面図からの△3六桂▲6三成銀に相手の方は、△同飛なら▲8四銀△同玉▲6三龍でだめと思って△8三玉としたと思いますが、自分は△6三同飛に▲8四銀は見えてなかったので水面下では結構危なかったようです。

将棋は最後まで油断できないのが参考になった1局でした。

桂馬で形を決めずに攻める

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で△6二玉とした局面。ソフトの評価値+3210で先手勝勢。

対局中はうまく攻めれば攻めの手を繋げることができそうという認識はあったのですが、この局面で何も考えずに次の手を指しました。

実戦は△6二玉以下▲7四桂△7三玉▲3二角成△同飛▲4三龍で、ソフトの評価値+1703で先手優勢。

この手順は▲7四桂と王手をする手で、ここに桂馬を打てばなんとかなるだろういう安易な気持ちで指したのですがいまひとつだったようです。

桂馬で王手をするのは気持ちがいいのですが、△7三玉と上がった形は先手玉の攻めから少し遠ざかりました。

▲8二銀と打つ筋は残っているのですが、7四に桂馬があると駒が少し重複している感じで攻めにくい形です。

後手玉が6二の玉の形のままで先手が攻めた方が、龍や4二の銀に近いので攻めの効率がよかったようです。

慌てて桂馬を打つのでなく、少し考えてから指し手を決めた方がよかったです。

▲7四桂では▲3二角成がありました。

▲3二角成△同飛▲4三龍で、ソフトの評価値+2381で先手勝勢。

この手順は桂馬を打たずに▲3二角成△同飛▲4三龍と攻める手です。

実戦と似たような形ですが、7四に桂馬があるかないかの違いです。

自分がこの将棋でよくないのは、相手の陣地ばかりを見ていて自陣をほとんど見ていないということです。

特に相手の飛車の縦の利きを全く考えておらず、実戦は数手後に△3六飛とされて少し慌てた感じです。

△3六飛は次に△6六飛のような狙いでこの筋も見えておらず、結果的に自玉が詰み筋になることはなかったのですがそこそこ危ない形になりました。

気持ちに余裕がないのか盤面全体が見えていませんでした。

変化手順の▲4三龍に後手が手があるかどうかです。

なお▲4三龍の局面は後手玉に詰めろはかかっていません。

▲4三龍以下△7七角▲5八玉△5九金▲同金△同角成▲同玉△3九飛成▲5八玉で、ソフトの評価値+7760で先手勝勢。

この手順は後手は△5九金から飛車を成りこむ手で、先手玉に迫る形です。

△3九飛成に▲5八玉で先手玉に詰みはありません。

▲5八玉以下△7九龍▲7三銀△同玉▲7四金△6二玉▲5三銀成△7一玉▲6二角△同金▲同成銀△同玉▲6三龍△7一玉▲7二金まで詰みです。

この手順は△7九龍に▲7三銀から詰ます手ですが、▲7四桂と打っても詰みです。

▲7三銀から詰ますのは7四の地点に金駒を打って詰ます攻め方で、7五の歩の拠点をいかしています。

▲7四桂と打って詰ますより、7四の地点に金駒で抑えて攻めた方が考えやすいです。

▲7三銀と1枚金駒を捨てることになるので難易度は上がりますが、それ以降は並べ詰みです。

相手の攻めを見切って、駒がたくさん入れば寄せるという指し方です

桂馬で形を決めずに攻めるのが参考になった1局でした。

▲4六銀型をいかした指し方

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で▲4六銀とした変化手順の局面。ソフトの評価値+401で先手有利。

実戦は3七の銀を▲2六銀としたのですがソフトは▲4六銀を推奨していました。

▲4六銀は銀取りですが、△4五歩と反発する筋が気になります。

△4五歩に対抗できる手段を考えてないと▲4六銀は指せません。

▲4六銀に△4五歩なら▲3四飛△4六歩で、ソフトの評価値+468で先手有利。

この手順は△4五歩とすることで角と銀がすべて捌ける展開です。

△4六歩と銀を取った局面がポイントで、ここで正着が指せるかが大事です。

次に△4七歩成とされると、先手玉の近くにと金ができて先手陣も少し危険になります。

そのため自分だったら▲4六同歩を選択していたと思いますが以下△3二金で、ソフトの評価値+433で先手有利。

安全に指すならこの手順になりこれでも先手有利のようですが、ソフトは▲4六同歩で▲3三飛成を推奨していました。

△4六歩以下▲3三飛成△4七歩成▲7四桂△1二飛▲4四龍△8七歩▲同銀△8八角▲1五角で、ソフトの評価値+1412で先手優勢。

この手順は後手が少し甘いところもありますが、△4七歩成には▲7四桂が厳しいようです。

△1二飛に▲4四歩は見えにくい手ですが、△5五角の筋を消すとか▲4三歩成の狙いがあります。

最後の▲1五角は次に▲5三龍の両王手が狙いですが、7四の桂馬が攻めによく効いています。

▲4六銀に△4三銀なら▲3四歩△2二角▲2四歩△3二金▲2三歩成△同金▲3五銀△2四歩▲2五歩で、ソフトの評価値+569で先手有利。

この手順は△4三銀には▲3四歩~▲2四歩がうまい攻めで、これで手になっているようです。

後手は△3二金と受けに回りますが、▲3五銀~▲2五歩の局面は先手が指せているようです。

▲2五歩以下△4五歩▲2四歩△7七角成▲同銀△2二金▲2八飛△7六歩▲6六銀で、ソフトの評価値+1102で先手優勢。

この手順は▲2四歩に角交換から△2二金と辛抱する手で、以下▲2八飛が継続手になります。

次は▲2三歩成が狙いですが、△7六歩には▲6六銀がありました。

▲6六銀は△5五角の筋を消すと同時に、△8六飛なら▲9五角の王手飛車があります。

このような何気ないところですが、受け方が見えてないとこのように指せないのでこのあたりも直ぐに浮かぶようにしたいです。

最初の局面図では▲2六銀の印象が強ければそれしか浮かばない形ですが、▲4六銀と柔軟に指せるようになれば幅が広がるようです。

▲4六銀型をいかした指し方が参考になった1局でした。

捌きの銀の使い方

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で△6四銀とした局面。ソフトの評価値+318で先手有利。

対局中は後手の3四の銀を目標にする形で先手が少し指しやすくなったかと思っていましたが、まだ難しい局面です。

形勢は先手有利になっていますが、対局中はそのような実感や余裕はありません。

実戦は△6四銀以下▲2六銀△4三銀▲3四歩△2二角▲2四歩で、ソフトの評価値+454で先手有利。

この手順の▲2六銀は▲3八飛とのセットみたいな形だと思ってほとんど考えずに指した手で、以下△4三銀に▲3四歩~▲2四歩で先手有利になったようです。

後手からの角頭の攻めうまく受ければ先手の有利が拡大できそうです。

この何気ない手順は先手の指し方がやや疑問だったようで、▲2六銀はソフトの候補手にも上がっていませんでした。

ソフトの候補手に上がっていないということは、後手から何か対抗策があるようです。

よくある▲3八飛に▲2六銀は対振り飛車にも見かける指し方で、何も考えずに▲2六銀という印象が残っていました。

しかし局面が少しでも違えば話は別のようです。

▲2六銀に△7六歩▲6六角△6五銀▲5五角△8六飛で、ソフトの評価値+277で互角。

この手順の△7六歩は角取りなので▲6六角として、これ以上が後手の手がなさそうに見えますが△6五銀が継続手でした。

▲5五角と角を逃げて飛車取りなのでうまく受け切れそうな気もしますが、そこで△8六飛とします。

8八の銀には5五の角のひもがついているので大丈夫ですが、2六の銀が浮いています。

▲3四飛には△7七歩成▲同玉△2六飛で、ソフトの評価値+169で互角。

この手順はお互いに銀を取り合う手ですが、先手の玉が3段玉になって少し危険な形になるのが気になります。

△2六飛には▲3八銀と打つ手のようですが、後手の居玉は意外とまだしっかりしており先手としても攻め方が少し難しいです。

後手の飛車が6段目にくると2六の銀が間接的に狙われやすいというのが盲点です。

▲2六銀では▲4六銀がありました。ソフトの評価値+401で先手有利。

この▲4六銀は▲2六銀と同じ銀取りですが、銀の位置が違います。

自分の感覚では危険な手の部類に入るので、よほどの読みが入ってないと指せない手です。

▲4六銀のメリットとしては4七に歩がいるので銀にひもがついています。

しかし△4五歩と後手は踏み込んで指す手も考えられます。

△4五歩とすれば角が向かい合う形なので角交換になりがちで、局面が複雑になり技がかかりやすくなります。

大駒が持ち駒になるということは今以上に盤面全体を見ることになり、考える要素が増えてきます。

考える要素が増えるということは大会などで時間を使うということです。

▲4六銀に△4五歩という手に対して対抗できる手段を考えるのと、△4三銀と引いたときの両方の展開を考える必要があります。

▲4六銀以下の展開はまた別の機会に調べます。

捌きの銀の使い方が参考になった1局でした。

角頭の攻めのに対する受け方

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で▲7八玉とした変化手順の局面。ソフトの評価値+68で互角。

この形の検討をしているのは、今後似たような形が現れたときに参考にしたいからです。

後手の△3二銀型というのが少し特徴的ですが、後手は受けの手をできるだけ省いた形です。

対雁木模様に▲3七銀型から動くのは好きな形で色々と調べてはいるのですが、調べれば調べるほどよく分からないという感じです。

以前▲7八玉に△4三銀を調べました。

▲7八玉に△4三銀はやや疑問手だったようで、後手は7筋から動く手が有力でした。

後手からは△7五歩と△6四銀が気になります。

▲7八玉以下△7五歩▲同歩△6四銀▲3四歩△2二角▲4六銀で、ソフトの評価値+104で互角。

この手順は△7五歩の突き捨てから△6四銀と動く手で、1歩を渡しますが最初に3筋の歩をもらっているので歩の損得はありません。

△6四銀に▲3四歩と打つのが何気ないところで、後手が△3二銀型なのである手です。

△4二角と引くと▲4四角があるので△2二角としますが、△2二角とすることで角が浮き駒になります。

将来△4五歩のような手は▲2二角成があるので、後手の手が少し限られてきた感じです。

△2二角に▲4六銀と中央に銀を使っていい勝負のようです。

以下後手からは△7五銀や△7六歩が気になります。

▲4六銀以下△7五銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2六飛△7六歩▲5五角△6四歩▲3五銀で、ソフトの評価値+186で互角。

▲4六銀以下△7六歩▲6六角△7二飛▲3五銀△7五銀▲5五角△6四銀▲6六角で、ソフトの評価値+86で互角。

これらの手順で大事なのは、先手の角が5九とかに逃げると△4五歩で相手の角が活用できるので、▲5五角とか▲6六角として相手の角を働かせないようにすることです。

最初の局面図から△6四銀は以下▲4六銀△3六歩▲5八金右△7五歩▲同歩で、ソフトの評価値+55で互角。

この手順で興味深いのは後手は攻める前に△3六歩と伸ばす手で、このような手をうっかりしやすいです。

△3六歩は将来△3七歩成▲同桂△3六歩のような筋もあり、先手としても気になるところです。

先手は▲5八金右と固める手も見えにくく、先手も攻める前に自陣に手を入れており攻めばかりに意識してはだめみたいです。

以下△7五歩なら▲同歩でどうかという形です。

▲7五同歩以下△同銀なら▲2四歩△同歩▲3四歩△2二角▲2四飛△2三歩▲2五飛で、ソフトの評価値+35で互角。

この手順は先手は▲3四歩を入れながら飛車先の歩を交換する展開で、▲2五飛と引いた形が銀取りになります。

これは後手の△3六歩を突いた手を逆用しており、このあたりは面白いところです。

▲7五同歩以下△7六歩▲9五角△6二金▲3四歩△4二角▲7四歩で、ソフトの評価値+20で互角。

この手順は△7六歩に▲9五角と王手をする手で、△6二金に▲7四歩として簡単に歩を渡さない形です。

どの手順を見ても難易度が高く自分の浮かばない手が多いです。

角頭の攻めのに対する受け方が参考になった1局でした。

3筋の歩を突き捨てた攻め方

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で▲7八玉とした変化手順の局面。

実戦は▲3五歩に△同歩とせず△4三銀になったため、△3五同歩とした場合の検討です。

ソフトは△3五同歩に▲7八玉を推奨していたのですが、ここからの数手先のイメージをしておきたいです。

▲7八玉以下△4三銀▲4六銀△3四銀▲2六飛△3二金で、ソフトの評価値-78で互角。

この手順は自分の最初のイメージで浮かんだ手の流れですが、先手と後手の手としてはいまひとつのようです。

後手が△4三銀と後手の角頭を守るのは自然な手で、▲4六銀もこの形なら自然です。

△3四銀と3筋の位を確保する手はありそうな手ですが、▲2六飛とした手が冴えません。

以下△3二金として後手の3筋と4筋が手厚くなった感じで、先手が3筋の歩を突き捨てたのを逆に利用しています。

形勢は互角のようですが先手からの具体的な狙いも分かりにくくなっており、3筋の歩を突き捨てた手が活かされていません。

ソフトは△4三銀~△3四銀と3筋を補強するのはあまりよくないという認識みたいなので、この手を咎めないと先手は3筋の歩を突き捨てた意味がありません。

▲7八玉以下△4三銀▲4六銀△3四銀▲3八飛で、ソフトの評価値+174で互角。

この手順は先手が3筋の歩を突き捨てた手を継続するならこのように進みます。

自分の最初はこの手順が浮かんだのですが、どこかのタイミングで角交換して△2七角▲3九飛△4九角成▲同飛△3八金▲5九飛△4八金のような筋が気になりました。

しかしこれは▲1五角が王手金取りになるので無効でした。

▲3八飛は次に▲3五銀という分かりやすい狙いがあります。

▲3八飛に△4五歩なら▲3三角成△同桂▲3五銀△同銀▲同飛△3二歩▲3四歩で、ソフトの評価値+350で先手有利。

この手順は後手は角交換を目指す手ですが、角交換から銀を捌いて先手が指せているようです。

▲3八飛に△5二金右なら▲3五銀△同銀▲同飛△4三金▲3四歩で、ソフトの評価値+166で互角。

▲3四歩に△2二角なら▲5八金△1四歩▲2四歩△1三角▲3七飛△2四角▲3五銀で、ソフトの評価値+442で先手有利。

▲3四歩に△4二角なら▲2二銀△5四歩▲2一銀成で、ソフトの評価値+639で先手有利。

これらの手順は▲3四歩と抑えると先手の攻めがうるさいようで、先手が指せているようです。

やはり先手としては3筋の歩を突き捨てたということは、3筋から攻める手を考えるのが自然だったようです。

3筋の歩を突き捨てた攻め方が参考になった1局でした。

雁木に▲3七銀型の仕掛け

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で△7三銀と上がった局面。

後手の雁木模様に▲3七銀型はよく指すのですが、毎回仕掛け方がこれでいいのかが迷います。

以前の対局などで事前に調べてはいるのですが、局面が微妙に違えば指し方も変わってくるようでこのあたりの違いがいまひとつ分かっていません。

対局中に考えて少し無理っぽいと攻め筋と思っても、考えた時間がもったいのと指し手の方針を変えるとまた時間を使うことを考えると無理気味でも動くことがあります。

本局もそんな感じで△7三銀に▲3五歩を最初に考えて少し無理っぽいと思ったのですが、軌道修正できずに▲3五歩としました。

実戦は▲3五歩△4三銀▲3四歩△同銀▲3八飛で、ソフトの評価値+113で互角。

この手順の△4三銀に▲3四歩~▲3八飛はたまに見る指し方で、この展開だと先手は直ぐに角交換や銀取りになる筋でなくなるので少しほっとする部分はあります。

ただし形勢は互角のようです。

対局中は▲3五歩に△同歩を気にしていました。

▲3五歩△同歩▲4六銀△4五歩で、ソフトの評価値+69で互角。

この手順の3筋の歩を突き捨てて▲4六銀は自分もよく指す指し方ですが、△4五歩とされる筋が気になります。

▲4六銀に△4五歩はセットみたいな手ですが、後手の陣形が少しでも違うと指し手も変わってくるのでこのあたりが特に難しいです。

後手の陣形が本局は△3二銀型ですが、△4三銀型や△4三銀△3二金型や△5四歩とを突いている形などで指し手が変わってくるようです。

また後手の左側は△7三銀型ですが、△6二銀型や△7三桂型のようなケースもありこれらの違いを考えだしたらどれも難しいで終わってしまいます。

このあたりは結局実戦で考えて後から検討するしかなさそうです。

本局の変化手順の△4五歩ですが以下▲同銀△7七角成▲同桂で、ソフトの評価値+6で互角。

この手順は後手は狙われそうな角を捌ける形で、▲7七同桂とさせているのが狙いです。

いつでも△7五歩からの桂頭攻めがあるので先手としても嫌な形です。

先手からは▲4四角のような狙いはありますが、△3三桂が銀取りになり以下▲3四銀△4二金とされると3三の地点は受かります。

△7五歩に▲同歩なら△7六歩▲6五桂△6四銀と進みますが、以下▲5六銀で桂馬を支える形になります。

どれも1局ですが、先手は8八の銀が浮いている形が少し気になります。

以前調べたときは8八の銀が浮いているので▲7八玉としてから仕掛けるのはどうかと思って調べたのですが、あまりいい印象がなかったです。

互角の範囲ですが、急戦形で▲7八玉を省いて仕掛ける印象が残っていました。

最初の局面図から▲3五歩に△同歩ならソフトは▲7八玉を推奨していました。ソフトの評価値+68で互角。

この▲3五同歩△同歩▲7八玉は以前見たことがあるような気もしましたが、この手も知らないと指せないような手の部類です。

▲7八玉とすることで8八の銀にひもがつく形で、角交換になれば▲同銀と▲同桂の2種類の対応が可能になります。

▲6八玉型で角交換で▲7七同銀とすると△8六歩▲同歩△8八歩のような筋が残ります。

▲7八玉に後手も手が広く力勝負になりそうですが、先手としては少し自陣がまとめやすい形になっています。

雁木に▲3七銀型の仕掛けが参考になった1局でした。