上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲7六同金と銀を取った局面。ソフトの評価値-523で後手有利。
後手の攻め駒が捌けて持ち駒になった展開で、ここまでまずまず指せていたようです。
相手の方は攻めより受けに特徴のある方で、受けに回るのを苦にしていません。
受けに回るのはあまり好きでないという人が多いと思いますが、むしろのらりくらりと受けに回って相手の攻め疲れを狙っているようなところもあります。
この局面は後手有利のようですが、▲7二歩成の狙いがあるのでそれまでにうまく攻めたいところです。
実戦は▲7六同金以下△8四桂▲6六金で、ソフトの評価値-47で互角。
この手順の△8四桂は金取りで次に△7六桂が王手になるので打ちたくなるところですが、この手がよくなかったようです。
▲6六金と横にかわしたときに後手から厳しい手があればいいのですが、なければ▲7二歩成が間に合ってきます。
このような展開になると後手が忙しくなったようで、1手でおかしな将棋になったようです。
△8四桂では△5五角がありました。
△5五角に▲7七銀なら△6四角▲6五金△7六歩で、ソフトの評価値-727で後手有利。

この手順の△6四角は王手桂取りですが、▲7七銀に△6四角とすると▲7二歩成の筋を受けたことになります。
△6四角に▲6五金は勝負手気味の手ですが、△7六歩が鋭いです。
角は接近戦に弱いので6四の角が使いづらいのですが、△7六歩に▲同銀なら△8六角があります。
これは角が活用できる形なので△7六歩に▲6四金としますが、△7七歩成▲同金△7五銀▲6五金△8六銀▲同金△同飛で、ソフトの評価値-1028で後手優勢。
△8六同飛に▲8七歩なら△7六銀▲8六歩△7七金▲7九玉△6八歩▲同飛△6七歩で、ソフトの評価値-2414で後手勝勢。
△8六同飛に▲8七銀なら△8五飛▲7六角△6五飛▲同角△6六金で、ソフトの評価値-1762で後手優勢。
この手順は△7五銀~△8六銀と捌くのが意外と厳しいようです。
△5五角に▲8七玉なら△9九角成▲8八銀△9六銀で、ソフトの評価値-861で後手優勢。

この手順の▲8七玉も勝負手気味の手ですが、△9九角成に▲8八銀とふたをします。
そこで△9六銀が鋭い手で、▲同玉なら△9八馬で、ソフトの評価値-2036で後手勝勢。
よって△9六銀に▲7七玉△9八馬▲7二歩成△8四飛で、ソフトの評価値-841で後手優勢。
この手順の▲7二歩成に△8四飛も狭い飛車なので使いづらいですが、▲7五金なら△7四香があります。
大駒は狭いと活用しづらいところはありますが、ぎりぎりのところで捌いています。
大駒を狭いところで活用するのが参考になった1局でした。gg

















