上図は、先後逆で▲6三龍の王手に△7三金と打った変化手順で、実戦では△7三銀と打ったので▲7四銀△9二玉▲8四桂から比較的簡単な詰み手順になりました。
後から△7三金だったらどうだったのが気になりました。
△7三金以下▲7四銀△9二玉▲8三金で、ソフトの評価値+99970で先手勝勢。
ソフトで999・・と出るとだいたい詰み手順があるのが多いです。
先手が指すなら▲7四銀から▲8三金ですが、△8一玉に手が続くかが気になります。
▲8三金△8一玉▲8二金△同玉▲7三銀成△同角▲同龍△同玉▲2三飛成で、ソフトの評価値+99982で先手勝勢。
この手順は、これしかないという手の連続で7筋と8筋で駒の清算をして▲2三飛成がうっかりしやすい手です。
遊んでいる飛車がここで王手で活用できるのは、多少の運も必要ですがこれでぴったり寄っているようです。
▲2三飛成に△3三歩▲同龍△6三銀なら、▲7四金△8二玉▲8三金△同玉▲6三龍△7三桂▲7四角△8二玉▲8三銀△9三玉▲9二銀成△同香▲7三龍まで。
この手順の△3三歩はぱっと見で意味が分かりにくいですが、2三龍の形だと▲1二龍と香車を取って王手をする筋があるのですが、▲3三龍とすれば▲1二龍は指せません。
香車があるとないのではだいぶ違うので△3三歩は結果的に詰まされても、短い時間で私も指せるようになりたいです。
△6三銀には▲7四金から▲8三金で▲6三龍の形を作るのが分かりやすいです。
▲2三飛成に△3三歩▲同龍△6三桂なら、▲8四角△同玉▲7四金△8五玉▲8六金まで。
この手順は、▲8四角が少し難しい手ですが△同玉に▲7四金から追い詰めです。
△3三歩には▲同龍でなく▲8四角からも詰んでいるようですが、普通は▲同龍から考えるのが自然です。
ちょっと難しい詰み手順が参考になった1局でした。