上部に逃がす攻め

上図は、角換り腰掛銀から▲5一角が▲4二角成と金を取って、△同金とした局面。ソフトの評価値+432で先手有利。

角と金の交換とはいえ、先手玉は固く、先手の攻めの飛車と銀と桂が働いており、▲4四歩の拠点もあるので、少し指しやすいかと思っていましたが、次の一手が分かりませんでした。

本譜は以下、▲2四飛△3四歩▲2九飛△2四銀で、ソフトの評価値+261で互角。

▲2四飛に△同歩で飛車を捨てる展開も自信なかったですが、本譜も意外と大変だと思っていました。

▲2四飛では▲2三銀成があったようです。

以下△同玉に▲3五金で、ソフトの評価値+403で先手優勢。

▲3五金の瞬間は、先手の角損なのでちょっと無理っぽいと思って、指さなかったのですが、△1三銀打と受ける手が気になります。

△1三銀打▲1四歩△同玉▲1五香で、ソフトの評価値+2829で先手勝勢。

△1五同銀なら、▲2一飛成が受けなしで先手勝ち。

△1五同玉なら、▲2五金△同銀▲同飛△1六玉▲2七銀△1七玉▲3八金で、次は▲1五飛。それを受ける△1四歩も▲1八銀△同玉▲2八金△1八玉▲2九金まで。

▲1八銀に△1六玉も▲2七金まで。

上部に逃がす攻め方は、やりそこなうと入玉される可能性があるので、躊躇しやすいですが、これなら決まっているようです。

よって、▲3五金には、△3二玉と早逃げする感じですが、本譜より良かったようです。

上部に逃がしても、攻めが繋がることもあると分かった1局でした。