上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で、先手居飛車穴熊に対して後手3間飛車で美濃囲い。ソフトの評価値+264で互角。
本譜は以下、▲1六歩△6三金▲1五歩△8四歩▲7九金寄で、ソフトの評価値+240で互角。
先手が、1筋の端に2手かけたのは、少しもったいないと思いますが、そこまで局面に影響は出てなかったようです。
先手は、いずれ▲5七銀と上がる形ですが、それ以後の方針が難しいと思っていました。

▲1六歩では、平凡に▲7九金寄があったようです。
▲7九金寄△6三金▲5七銀△6五歩で、ソフトの評価値+343で先手有利。
先手有利とありますが、ほぼ互角に近いと思われます。この局面でも▲5七銀の活用が悩みます。
△6四歩の形なら、▲6六銀と上がることが出来ますが、△6五歩の形なのでそれが出来ません。
ただあまり早く▲6六銀の形を目指しても、後手は△7三桂から△6四歩から△6五歩で銀が下がることになるので、何とも言えません。
△6五歩からの指し手は、▲4六銀△4二飛▲3七桂△3二飛▲1六歩△6四銀▲3五歩△同歩▲2六飛△7五歩▲同歩△8五桂▲3五銀で、ソフトの評価値+292で互角。

▲5七銀は、左側でなく▲4六銀から3筋を狙うのが、全く気づかない手でした。
確かに、△6五歩と位を取った形では、▲4六銀はあるのですが、玉と反対側で活用するのは、少し浮かびづらい感覚でした。
この銀は、3筋や2筋を突破するというより、後手の△3三角が穴熊を睨んでいる形は、ちょっと9筋の端攻めなどがあって怖いので、それをけん制する意味がありそうです。
端攻めが緩和されれば、穴熊の固さが活きる展開になりやすいと思われます。
▲3五銀が働く展開になるかが、勝敗の分かれ目のような気がします。
このような指し方もあると分かった1局でした。