上図は、角換りで先手が腰掛銀に対して、後手が右玉で△3三銀が△4四銀と出た局面。ソフトの評価値+25で互角。
まだ駒組みの段階かと思っていたのですが、次の数手を軽視していました。
本譜は以下、▲7九玉△3五歩で、ソフトの評価値-104で互角。

このタイミングでの△3五歩は、あまり見たことない手だったので、最初は少しありがたいかと思っていたのですが、考えているうちに、こちらの模様が悪いことに気づきました。
△3五歩に対して▲4五歩は、△5五銀▲3五歩△5六銀▲同歩△4七銀▲同金△3八角で、先手悪そうです。
本譜は以下、▲3五同歩△同銀▲1七角△4六銀▲4五桂△4四角で、ソフトの評価値-199で互角。
ソフトの評価値は-199で互角とはいえ、この局面はすでに先手悪そうです。
先手が▲4五桂と跳ねているので、将来的に△4四歩から桂が取られる展開になりそうで忙しい局面ですが、いい手が見えません。

▲7九玉では、▲4七銀と辛抱した方が良かったです。
▲4七銀は、直前に▲5六銀と上がった銀を下がると1手損になるので、指しづらいですが、△3五歩に備えるなら仕方なさそうです。
そうなると、▲5六銀と上がったのは、少し早すぎたということになり、▲7九玉くらいで、後手の指し手を見た方が良かったです。
▲5六銀は、将来的に後手からの△6五歩▲同歩△同桂の筋に備えた手ですが、後手が右玉ならこの手は簡単には指さないと思います。
後手から△6五歩が指しづらいのなら、先手は▲7九玉から▲8八玉と堂々と指した方が、方針としては分かりやすかったです。
どこかのタイミングで、▲5六銀から▲6七銀のような感じです。
駒組みの段階で手が広いところではありますが、▲3七桂が跳ねているときは、桂馬の頭を狙われやすいので、▲5六銀と上がるタイミングは注意と分かった1局でした。