上図は、居飛車対振り飛車で、先手が居飛車穴熊に対して後手は高美濃囲いの将棋で、後手が△6四銀と上がった局面。ソフトの評価値+264で互角。
よくありそうな形で、仕掛けは単に▲2四歩か▲2四歩から▲3五歩を入れるか迷いそうです。
本譜は以下、▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲2五歩△5五歩▲同歩△5二飛で、ソフトの評価値+110で互角。
後手が3間飛車なので、先手から▲2四歩から▲3五歩はやりくにいので、2筋を交換する筋にしました。
ここまで見ると、おかしな評価にはなっていないようです。

本譜は以下、▲5八飛△5六歩▲同飛△5五銀▲5九飛△5六歩で、ソフトの評価値+122で互角。

評価値を見る限りでは、ここまでおかしな手は指していないようで、いい勝負のようです。
先手の▲5九飛が、本来は2筋から攻め込む形が理想ですが、後手が軽く5筋に飛車を捌いてきたので、対抗する意味ではやむを得ない感じです。
その代わり先手は 、1歩得になっています。
実戦は、ここで▲6八角と引き△4二角なら以下△7五歩の筋で、少し先手の模様が悪かったようですが、▲6八角では▲6八銀と引いて辛抱する手はあったようです。
角交換の筋は、先手が残しておいた方が手が広いということです。
△2四角▲同歩△4八角なら、▲4九飛△5七歩成▲4八飛△同と▲4一角で△5一飛なら、▲6三角成△同銀▲4二角で暴れます。角と金と交換しても穴熊なのでいいという感覚です。
後手にと金は作られますが、後手歩切れで、と金が穴熊と反対方向に行っているので、先手指せるようです。
それと本譜には出なかったですが、後手から△5六歩と垂れ歩を打たれて次に△5七歩成を見せる前に、▲5八歩と受ける形は、あまりいい手ではないと思っていたのですが、ソフトの評価はそんなに悪い手ではなさそうなので、これは参考になりました。