玉が薄いときの受け方

上図は、横歩取り△4五角戦法からの進行で、後手が△3二銀と成香を取った局面。ソフトの評価値+991で先手優勢。

角と香の交換で先手駒得ですが、△9七龍と△6五桂が先手玉に迫っているので油断できません。

本譜は以下、▲7五桂でソフトの評価値+391で先手有利。

▲7五桂は良くなかったようで、△7七桂成でソフトの評価値+30で互角。

△7七桂成は△6八成桂からの詰めろで、▲6八同玉なら△6七金以下詰み。▲6八同歩なら△5七龍以下詰み。▲4九玉も△5八金以下詰み。

よって、△7七桂成には▲同馬と取りますが、駒の損得がなくなったので、互角になっていました。

▲7五桂は、攻めるタイミングが早すぎたようです。

▲7五桂では、▲6六角と逃げる手が良かったようです。

△9七龍の横効きが通って、ちょっと先手怖いところがありますが、△4四香や△5四香なら▲5八銀で駒を埋めていきます。

△6七香なら、▲5八金△6九香成▲4八玉です。この変化は先手玉が薄いのですが、以下△6八金なら▲3一飛です。

後手の持ち駒に金があるなら、△4一金とはじくところですが、ありません。

先手玉は薄いとはいえ、右側に広く逃げられるスペースがあるので、まだ耐久性がありそうです。ただ後手に桂が入ると、△2六桂のような筋で、退路が狭くなることもあります。

このように形勢は少しいいですが、玉の薄い将棋を勝ち切るのが、結構難しいです。

そのあたりの感覚を、身につけたいです。