右玉に対しての細い攻め


上図は、相掛かりから後手が右玉に構えた展開に対して、先手が9筋からも手を広げて▲9五香と走った局面。ソフトの評価値+44で互角。

先手が攻めている展開ですが、持ち歩が少ないのと、後手の駒も働いており、いい勝負です。

先手はゆっくりしていると、後手に立ち直されてしまいますので、攻めるしかありません。

実戦はここで、△9四歩だったのですが、△9五香を気にしていました。

後手からすると香車の交換は、先手に駒が多くなり複雑になるので、避けた展開だと思います。

先手としては、9筋の守りの香車がいなくなるので、反動が怖いところです。

△9五同香▲同角△9一香が、気になります。

以下、▲8四香△5一飛▲9二歩△9四銀で、ソフトの評価値+1130で先手優勢。

ぱっと見で、攻めが切れているようで、▲8三銀から清算しても攻めが続きません。

しかし、▲7七角が平凡ですがうっかりしやすい手で、△9二香に▲8一銀で、ソフトの評価値+1089で先手優勢。

香車を取れる展開になれば、先手指せるようです。

もう一つ気になる変化で、▲9五角と香車を取った手に対して、△9一飛があります。

△9一飛▲9二歩△同飛▲8四銀△8三香▲9三香で、ソフトの評価値+938で先手優勢。

▲9二歩は手筋で、後手に取らせることで、後手玉と飛車の位置を少し悪くする意味です。

▲8四銀は、先手の角に紐をつけた手ですが、次に▲6四香△同金▲7三銀成や、▲4四飛△同角▲8三銀などを狙っています。

△8三香は、敵に打ちたいところに打てを実行した手ですが、そこで▲9三香が継続手です。

以下、△8二飛▲8三銀成に△同玉なら、▲8四香。

△8三銀成に△同飛なら、▲9二香成で、次に▲8四香を狙います。

こういう細い攻めが、短い時間でも浮かぶようになりたいです。