穴熊の端攻めの受け

上図は、先手は居飛車穴熊に対して、後手は高美濃囲いで、▲3七桂に△4二飛と受けた局面。ソフトの評価値+288で互角。

先手は、穴熊が完成しているおり攻める形で、▲4八銀が少し立ち遅れていますので、▲5七銀と上がるのは自然です。

ただ、その後の先手の指し手が、あまり良くなかったようです。

本譜は、▲5七銀△6五歩▲8六角△4一飛▲6八飛△6四銀で、ソフトの評価値-15で互角。

6筋に駒が働くようにしましたが、▲6六歩だと△同歩▲同銀△6五歩で大したことががありません。

▲8六角では、▲4六歩の方が良かったようです。ソフトの評価値+304で先手有利。

感覚的に▲5七銀は、左側の方で使いたいのですが、後手に△6五歩と位を取られており難しいので、▲4六歩から戦いを起こします。

先手の次の狙いは、▲4五桂ですが、後手の飛車と角が直通しているので先手にとっては怖い局面です。

後手が△6四銀なら▲4五桂です。ソフトの評価値+353で先手有利。

この局面をどう見るかですが、△4四角なら▲2四歩△8五桂に▲2三歩成△9六歩▲同歩△9七歩▲同香△同桂成▲同桂△9二香打▲5五歩で、ソフトの評価値+336で先手有利。

上の手順の△9六歩で、△9七桂成だと▲同香△9六歩▲同香△同香▲9八歩△9二香打▲9五桂で、ソフトの評価値+369で先手有利。

どちらの変化も後手からの端攻めがありますが、後手からの切り札でもあるので、先手は辛抱強く受けるしかありません。

ただし受けきれば、先手は▲3二とから飛車を成りこむ筋があるのが楽しみです。

玉に近いところでの戦いで、先手有利というほどの感覚はありませんが、の端攻めをされても、対応するという感覚が大事だと分かった1局でした。