青野流の変化手順

上図は、先後逆で横歩取りに対して先手が青野流で対抗。後手が△5五角と打った手に対して▲8七金と上がった局面。ソフトの評価値-484で後手有利。

ここで△7七飛成か△7七角成か迷いましたが、本譜は以下、△7七飛成▲同金△同角成で、ソフトの評価値+67で互角。

この局面は、飛車と金桂の2枚替えで後手が少しいいのかと思っていたのですが、そうでもないようでした。

以下▲2四飛△2二銀▲8四飛△8二歩▲8三歩で、△7二金なら▲8二歩成△同銀▲8三歩△同銀▲同飛△同金▲7一飛で、ソフトの評価値+877で先手有利。

手順の△8二歩▲8三歩に対して、△同歩か△7二金打ですが、どちらも後手指しにくい感じです。

△7七飛成では△7四飛の方が良かったようです。

△7四飛に▲同飛△同歩に▲8五飛が気になりますが、ソフトの評価値-553で後手有利。

▲8五飛に△1九角成▲8一飛成△7二銀で、ソフトの評価値-521で後手有利。

△7二銀に▲8二角なら、△1八飛▲3八銀△8一銀で後手必勝。

△1八飛が後手の馬にひもをつけた手です。

△7二銀に▲8五龍なら、△1八飛▲4八銀△3七歩で、ソフトの評価値-556で後手有利。

△7二銀に▲8六龍なら、△8九飛▲6八銀△8一香で、ソフトの評価値-1414で後手優勢。

△1九角成からの展開は、馬が攻防に効いて香車も使いどころがあり、後手指せるようです。

2枚替えの展開でなく、じっと△7四飛と指す感覚が分かった1局でした。