後手の5筋の位


上図は、後手雁木から△6四銀と出た局面。ソフトの評価値+82で互角。

△6四銀では手の広いところで、△6四歩や△7四歩や△4一玉などもあります。

△6四銀に対しての先手の数手が、あまり良くなかったようです。

本譜は以下、▲6七銀上△5五歩▲4七銀△5四銀で、ソフトの評価値-19で互角。

後手が5筋に位を取って△5四銀としたのですが、先手の評価値が下がりました。

下がった理由はおそらく、一旦▲5六銀と上がった銀が手損で▲4七銀と下がったことと、後手の5筋の位の確保が大きいと思います。

先手不利とまではいかないにせよ、作戦的に面白くないようです。

▲6七銀上では▲6五歩と突くべきでした。ソフトの評価値+64で互角。

▲6五歩に△5三銀だと、▲5八金△4一玉▲3七桂△3一玉▲6七銀上のような展開が考えられます。

後手は△5三銀と下がったので手損になりますが、どこかで△6四歩と突くと争点ができており、じっくりした将棋になりそうです。

▲6五歩に対して△5五銀だと、▲同銀△同歩▲6七銀△4一玉▲5八金のような展開が考えられます。

銀交換となった展開で、どこかで▲5五角と出る筋はありますが、8筋の歩を交換される将棋になりそうです。

▲6五歩に△5五歩だと、▲6四歩△5六歩▲6三歩成△同金▲5六歩のような展開が考えられます。

銀交換してお互いの陣形がくずれますが、先手が1歩得になっています。

どの展開もまだこれからの将棋ですが、後手に5筋の位を取られるよりかは、先手の模様が良かったようです。

後手の5筋の位は、あまり取らせない方がいいと分かった1局でした。