桂馬を使わずに攻める

上図は、先後逆で先手雁木に対して、後手美濃囲いから右四間飛車で▲7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-289で互角。

後手が6筋に飛車を回っているので、どこかで△6五歩と突く筋ですが、本譜は△7三桂と跳ねて▲2五歩△6五歩と進みました。

これも自然な進行のようですが、先手は▲2五歩で▲5六銀と先受けする手があって、ちょっと後手が攻めづらかったかもしれません。

▲5六銀に△6五歩だと、▲6五同歩△同銀▲2二角成△同玉▲6五銀△同桂▲6六銀で、ソフトの評価値-236で互角。

この進行は、△2二玉と玉のコビンが開いているので指しにくいです。

手順の△6五同銀で、先に△7七角成は、▲7七同桂△6五桂▲同桂△同銀▲同銀△同飛▲6六歩△6二飛▲7三角で、ソフトの評価値+57で互角。

この進行は、先手も6筋を受けきることが出来て、▲7三角と打ったら先手の方が楽しみが多そうです。

最初に戻って△7三桂では、先に△6五歩と突く手があったようです。ソフトの評価値-323で後手有利。

▲5六銀と6筋を補強する前に、先に仕掛けた展開です。

△6五歩に対して、▲6五同歩△同銀▲2二角成△同玉▲5五角△4四角▲同角△同歩▲5五角△6六歩▲5六銀左△8六歩▲同歩△7六銀▲9一角成△6七歩成▲同銀△同銀成▲同金右△3九角、ソフトの評価値-556で後手有利。

この展開は、後手が香損ですが、後手玉のコビンが開いていないので、攻めに専念することができそうです。

普通は△8一桂の活用で、△7三桂とするのは自然なのですが、先手に▲5六銀と活用されることを考えると、先に△6五歩と仕掛ける手もありそうです。

このような攻め方もあると参考になった1局でした。