上図は、横歩取り青野流からの進行で、後手の△4五桂▲6八銀に△3七歩と打った局面。ソフトの評価値-236で互角。
横歩取り青野流は、激しい変化になりやすいですが、後手は▲8一飛成を受けずに△3七歩と攻め合いにきました。この時点で先手が駒損になりそうです。
本譜は以下、▲8一飛成△3八歩成▲同金△1九角成で、ソフトの評価値-667で後手有利。

この進行は、先手銀損で後で▲9一龍と取れることはできますが、後手も△2九馬と取ってさらにそれが金取りなので、だいぶ後手が良さそうです。
先手は角と桂馬がありますが、少し使いづらい展開です。
先手の▲8一飛成では▲3七同桂がありました。
▲3七同桂△同桂成▲8一飛成△3八成桂▲同金△1九角成で、ソフトの評価値-61で互角。

この手順は、▲3七桂と取っても先手は同じ銀損なのですが、持ち駒が桂馬が2枚になっています。
最初の変化は持ち駒の桂馬が1枚だったのが、後の変化では2枚になっているのが大きく、ソフトの評価値が全く違うのが驚きました。
△1九角成以下、▲5六桂△3七歩▲4八金△2七歩成▲7二歩などが考えられます。
▲7二歩に△同銀なら▲6四桂打です。
この変化も大変ですが、先手の桂馬が使いやすい展開で龍もかなり働きそうです。
▲3七同桂と持ち駒を増やして清算してから飛車が成るという指し方が、参考になった1局でした。