少しずつポイントを稼ぐ指し方

上図は、後手が横歩取り△3三桂からの進展で、先手が▲3一同角成と後手の角を取った手に△3一同金とした局面。ソフトの評価値+473で先手有利。

先手が桂損も後手の駒が不安定で、先手にチャンスがありそうな局面です。

本譜は以下、▲7四飛△同金▲4六角△6四金▲2四角で、ソフトの評価値+725で先手優勢となりましたが、△6四金では△5五桂で大変だったようです。ソフトの評価値-45で互角。

一見王手飛車で、先手が気持ちよく攻めているようでも、銀と桂の交換で後手が△5五桂と打っていると、いつでも△6七桂成のような厳しい手があるので、先手良くありません。

この展開は▲5八玉が危なすぎて、面白くなさそうです。

また後手は別の手として、▲7四飛に△4六桂と捨てて▲同歩に△7四金として王手飛車を防ぐ指し方もあったようです。

先手は▲7四飛と指すのが早かったようで、▲6二銀の方が良かったようです。ソフトの評価値+411で先手有利。

先手の次の狙いは、▲7三銀成△同玉▲4六角△6四桂▲7四飛△同玉▲2四角です。

▲7三銀成に△同桂なら▲7四飛△6六桂▲同歩△8五角▲6七銀△7四角▲7五歩△8九飛▲7四歩で、後手から△6九銀のような怖い筋がありますが、先手残っているようです。

▲6二銀に△8五角なら、▲3六飛△3五歩▲7一角△8三玉▲7三銀成△同玉▲3五角成で、ソフトの評価値+1187で先手優勢。

先手は少しいいとはいえ、勝ち急いでないのが参考になります。

▲6二銀に△6五銀打なら、▲7四飛△同銀▲7一銀打△8三玉▲7三銀成△同玉▲8二角△7二玉▲7三歩△同桂▲9一角成△7一玉▲7三馬△2二飛▲7四馬で、ソフトの評価値+877で先手優勢。

まだ難しいところはありますが、踏み込むところは踏み込む指し方が参考になります。

▲6二銀と張り付いて、少しずつポイントを稼ぐ指し方が参考になった1局でした。