横歩取りの△6七銀成

上図は、横歩取り△4五角戦法で、後手が△3三桂と跳ねずに△8七銀と打った展開から△8八歩に対して▲7七歩と打った局面。ソフトの評価値+92で互角。

△8七銀と打った手では△3三桂と跳ねて、先手の馬を自陣に引かせない指し方もありますが、本局は自陣に馬が引いて少し先手は手厚いです。

本譜は以下△8九歩成▲7六歩△9九とで、ソフトの評価値+358で先手有利と進みましたが、△8九歩成では△6七銀成▲同金△8九歩成も気になっていました。

銀捨てからの△8九歩成に▲5六歩と後手の角筋を止める指し方がありそうですが、△8八飛と先に8筋に飛車をおろされて、結構先手大変そうです。

△8八飛に▲1一飛だと△2二銀▲2一飛成△3一金で、飛車が死んでしまいます。

よって△8九歩成には▲8二歩で、ソフトの評価値+119で互角。

▲8二歩は手筋で△同銀なら▲8五飛と打つ狙いですが、▲8二歩を打たないで単に▲8五飛だと、▲8一飛成となったときに後手陣にあまり響いていない感じです。

▲8二歩△同銀▲8五飛△2五飛▲8二飛成△2八飛成▲6二歩△同金▲8一龍△6一銀で、ソフトの評価値+120で互角。

△2五飛がなかなかの手で▲2七歩と受けると、△6七角成▲同馬△8五飛▲同馬△8八飛で、ソフトの評価値-824で後手優勢。

よってお互いに飛車が成り合って激しくなる手順で、▲8一龍に△6一銀と受ける形です。

△6一銀では△6一桂が節約できますが、▲3八銀と受けたときに△2六桂の筋を残しています。

この局面をどう見るかですが、先手が香得になっていますが、▲2九桂と▲1九香はいずれ後手の龍で取られそうです。

後手は△6七角成とする筋や、△5五桂や△9九とも指したい手です。

先手の狙いは、▲7一銀で△7二金と逃げたら▲6二歩と打つ筋です。

お互いに大変な局面だと思います。

後手の△6七銀成から△8九歩成の筋は、まだあると分かった1局でした。