振り飛車穴熊から△6五歩

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で相穴熊です。後手番で実戦は△7二金左だったのですが、△6五歩が気になっていました。ソフトの評価値+348で先手有利。

ソフトの評価値は先手有利となっていますが、実戦感覚としては全くの互角という感じです。

△7二金左が玉を固めて自然ですが、△6五歩も6筋に飛車を回っているので十分に考えられます。

△6五歩に対しては、▲6五同歩か▲2四歩のどちらかです。

▲6五同歩だと、△6五同銀▲3三角成△同桂▲4四角で、ソフトの評価値+319で先手有利。

この手順は▲4四角といい位置に角を打てますが、先手の飛車が攻めに使えることは難しそうです。

全く先手有利という感覚はありません。

▲4四角以下、△7六銀▲3三角成△6七歩▲5九銀△6六角で、ソフトの評価値+362で先手有利。

先手桂得とは、先手の▲2八飛と▲5九銀の働きがいまひとつなので、これからの将棋です。

最初に戻って△6五歩に▲2四歩△同歩▲6五歩は△6六歩▲8六角で、ソフトの評価値+385で先手有利。

先手が2筋の歩を突き捨てたのは、将来的に▲2四飛を可能にする意味です。

その1歩を渡した代償で、後手は△6六歩と歩の裏側に歩を垂らす展開にします。

次に△6五銀から△7六銀が厳しいので、▲8六角と出て▲5三角成を狙います。

▲8六角以下、△6五銀▲5三角成△5六銀で、ソフトの評価値+410で先手有利。

手順の△6五銀で△5二金は▲6四歩で△6五銀に▲2二歩で、ソフトの評価値+407で先手有利。

結局△6五歩には、▲6五同歩でも2筋を突き捨てての▲6五歩でもそんなに大きな差はなかったようですが、△6六歩に▲8六角が成立するのであれば、2筋突き捨てを考えたいです。

後手からの△6五歩からの変化が分かった1局でした。