上図は、角換りで後手が棒銀から△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香とした局面。ソフトの評価値+348で先手有利。
先手の銀と香車の交換で少し駒得で、先手が居玉も将来的に右玉にする構えでもあるので、後手の攻めをいなせるかどうかがポイントになります。
後手は玉を金銀3枚で囲っておりしっかりしているので、細かい攻めが続けば有利になります。
本譜は以下、▲4八玉△9八香成▲2九飛△8六歩▲同歩△8八歩▲同銀△同成香▲同金△2六香▲同飛△4四角で、ソフトの評価値+617で先手有利。

本譜の手順は、一目後手の技にかかった感じですが、以下▲2九飛△8八角成▲8五香△9二飛▲9七歩で、ソフトの評価値+634で先手有利。
▲8五香に後手に歩があれば、△8四歩ですが歩切れなのが運が良かったです。
先手の香車と金の交換で少し駒損ですが、後手歩切れで後手は取れる駒が少ないので、少し評価値が下がっていると思います。
先手は▲8一香成や▲4五桂などが楽しみです。
以下△8九馬に▲同飛なら△9七飛成ですが、▲9六香で先手有利です。
本局は、右玉にして飛車を1段目に引いてから後手の攻めをいなす展開にしたのですが、最初に戻って▲9七歩もあったようです。
▲9七歩△9八歩▲8八銀△9九歩成▲同銀△2六香▲同飛△4四角▲2九飛△9九角成▲4八玉で、ソフトの評価値+856で先手優勢。
ただ後の検討で分かったのですが、▲9四角という手もあったようです。ソフトの評価値+377で先手有利。

この形での▲9四角は初めて見ました。
▲9四角に△9三歩なら、▲6一角成△9八香成▲2九飛△8九成香▲4八玉で、ソフトの評価値+852で先手優勢。
▲9四角に△5一金なら、▲8三銀△5二飛▲7二銀不成△9八香成▲6八玉△8九成香▲2九飛で、ソフトの評価値+440で先手有利。
ただどの展開も▲2九飛として、玉を右か左に移動するのが急所だと分かった1局でした。