上図は、横歩取り△4五角戦法から、先手が▲7九金に後手が△9九飛成とした局面。ソフトの評価値+1046で先手優勢。
先手優勢となっていますが、後手は△9九龍や△9八とや△4四香や△5四香が急所に効いており、持ち駒に桂馬があるので全く油断できません。
対局時も評価値ほどの優勢とは思っていませんでした。
本譜はここで、角打てば後手の龍が死ぬと思ってほとんどノータイムで▲7七角と打ったのですが、思ったほど良くなかったようです。
実戦は▲7七角△5五桂▲5八銀で、ソフトの評価値+750で先手有利と進みましたが、△5五桂では△8八とがあったようです。ソフトの評価値+676で先手有利。

△8八とは全く見えていませんでした。
▲7七角は後手の龍を取るつもりで打った手なので、△8八とに▲同金とは取れないので、▲8八同角です。
▲8八同角△同龍▲同金△5五角で、ソフトの評価値+884で先手優勢。
△5五角の両取りでも先手優勢になっていますが、このような派手な展開を避けるつもりで▲7七角を打ったので、実戦でこの後冷静に対応できたかはあやしいです。
▲7七角では▲2一飛成があったようです。
▲2一飛成△8八と▲2三桂で、ソフトの評価値+1143で先手優勢。

このタイミングで攻め合いに行くのは、見えてなかったです。
▲2三桂に△7九となら、▲3一桂成△同金▲同龍△6二玉▲5二銀。
▲5二銀に△同金なら、▲6一金△7二玉▲7一金△8三玉▲6一角△7四玉▲7五銀△6五玉▲6六歩△5五玉▲3五龍△4五香▲5六歩△同玉▲5七馬△5五玉▲4六馬まで。
▲5二銀に△同玉なら、▲4一角△6二玉▲6三角成△同玉▲6一龍△6二桂▲6四金△同玉▲8六馬△7四玉▲7五馬△8三玉▲8四歩△9四玉▲8五金まで。
横歩取りによく出るのが▲5二銀で、駒がたくさんあれば詰みの筋が多いです。
手順は長いですが、勝ち方の1つして参考になった1局でした。