平凡な受けで悪くなる

上図は、相掛かりからの進展で後手が△5四角と打って次に△8七銀成を狙ってきた局面。ソフトの評価値-68で互角。

後手1歩得で8筋から殺到する狙いですが、居玉で壁銀なので思い切った攻めです。

先手は受け損なうといっぺんに負けになるので色々と考えたのですが、いい受けが浮かびませんでした。

本譜は以下、▲6九角△6四歩▲5六歩で、ソフトの評価値-335で後手有利。

▲6九角は受けだけの手なのでいい手ではないと思っていましたが、やはり良くなく後手有利になりました。

後手は今すぐに攻めなくても、△4二玉や△3三銀など指したい手がたくさんあるのに対して、先手は角の活用が難しく、今後の駒組みに悩みそうです。

▲6九角では▲8六歩があったようです。ソフトの評価値-111で互角。

▲8六歩は大駒は近づけて受けよの格言の手だと思いますが、全く浮かびませんでした。

▲8六歩△同飛▲7七銀△同銀成▲同桂で、ソフトの評価値-332で後手有利。

先手玉が▲3八玉ならこの手順はありそうですが、▲5八玉では戦場に近いので、あまり自信がありません。

ただしその後に△8七角成と強襲すると、▲9五角△8一飛▲8二歩△同飛▲7一銀△8一飛▲6二銀不成△同玉▲7三角成△同玉▲8五桂打で、ソフトの評価値+683で先手有利。

この手順になったら先手はうまく切り返した感じですが、後手にじっとされる展開になると、先手の動き方が難しそうです。

△5四角に▲8六角という受けもありました。

この手順は、△8五銀▲6八角△8六歩▲同歩△同銀▲5六歩△8七銀成▲同銀△同角成▲同金△同飛成▲4四歩で、ソフトの評価値-59で互角。

▲4四歩に△同歩なら▲9八角です。ソフトの評価値+834で先手優勢。

これらの手順より、▲6九角とせず何か手をひねらないといけないと分かった1局でした。