腰掛銀の△4二角

上図は、角換り腰掛銀から△6三金と上がった局面。ソフトの評価値+113で互角。

先手は▲8八玉としても△6五歩と先に攻められるので、仕掛ける1手だと思います。

本譜は以下、▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀▲4六歩で、ソフトの評価値+191で互角。

△4五同歩に▲3五歩もあるのですが、▲3五歩は将来的に△3四銀の形になって攻めつらい感じがするので、どちらかというと▲4五桂と取る方が好きな指し方です。

▲4六歩に実戦は△6五歩だったのですが、△4二角を気にしていました。ソフトの評価値+209で互角。

△4二角は先手の▲2四歩を受けた手ではあるのですが、本当の狙いは△4三銀から△5四歩から△5五歩で先手の銀を下がらせてから、△6五歩と攻める感じです。

先手が持ち角に対して後手は盤上の角なので、少し後手が損している感じはしますが、先手もここから手を作っていくのは大変な感じがします。

△4二角以下、▲8八玉△4三銀▲5八金△5四歩▲6七銀で、ソフトの評価値+201で互角。

形勢は互角ですが、先手は歩がぶつかる筋がないので、攻めることが出来ません。

後手が△5五歩と伸ばせば▲5六歩と歩の交換は可能ですが、先手から動く形にならないので、待ちの将棋になりそうです。

後手は陣形を整備してから、いいタイミングで△6五歩と突く感じですが、先手はそれまで辛抱する指し方になりそうです。

ただ実際は△4二角は受けを主眼とした指し方なので、指す人はほとんどいないと思いますが、気になった1局でした。