上図は、相掛かりからの進展で先手が▲7二香成と銀を取った手に△同金とした局面。ソフトの評価値+1374で先手優勢。
駒割は飛車金と角の交換で先手が金得で、手番を握っているので少しいいとは思っていたのですが、1000点を超えての有利とは思ってもいなかったです。
ソフトで1000点を超えると後はどうやって将棋をまとめるかという感じですが、人間だと1000点を超えたくらいでは全く楽観できません。
後手の狙いは△7七歩成から△4四角のような筋ですが、先手の方針に悩みました。
本譜は以下、▲3三歩△7七歩成▲同金△4四角で、ソフトの評価値+1393で先手優勢。

先手の▲3三歩は△4四角の筋を緩和する狙いでしたが、それでも後手は△4四角と打ってきました。
実戦的にはいやな手です。
攻めるか受けるか場面ですが、▲6六歩と受けると△3三角でソフトの評価値+210で互角になります。
本譜は▲3二歩成△同銀と進みましたが、△同銀で△7七角成も気になります。
勢い以下、▲4二飛△6三玉▲6六銀で、ソフトの評価値+948で先手優勢。

後手の△7七角成は金を取った手ですが、何気に先手玉が詰めろになっています。
▲6六銀で▲2一龍だと△5九金▲同金△6六桂▲同歩△6七角▲4八玉△5九馬以下詰みなので、全く油断できません。
先手の▲6六銀はそれを受けての、後手玉に▲7四銀以下の詰めろになっています。
先手の▲6六銀では▲7四銀△同玉▲7二飛成もありますが、△7三金とはじかれたときに、後手玉を寄せきるか攻めながら先手玉を緩和する手があればいいですが、そうでないと忙しくなります。
▲6六銀以下、△6九角▲4八玉△3六桂▲3七玉で、ソフトの評価値+2476で先手勝勢。
先手勝勢といっても将棋は1手違いになるようです。
詰めろのがれの詰めろの▲6六銀が参考になった1局でした。