上図は、横歩取り青野流から持久戦に進展して、後手が△7筋の歩を突き捨てて△5四角と打った局面。ソフトの評価値-168で互角。
後手の次の狙いは△7六歩ですが、ここで先手が受け方を間違えました。
本譜は以下、▲7四歩△同飛▲8六飛△8五歩でソフトの評価値-560で後手有利。

▲7四歩はそんなにおかしな手ではなかったのですが、▲8六飛が良くなく△8五歩で将棋がだめになりました。
△8五歩に▲5六飛では△7六歩があるので、▲8五同桂としますが△8五同桂▲同飛△6六桂▲同歩△7六角▲6七角△同角成▲同金△7九飛成でソフトの評価値-2169で後手勝勢。
この展開では先手勝てません。
▲8六飛では▲7六歩がありました。以下△3五歩なら▲8二角でソフトの評価値-387で後手有利。

実戦では△3五歩に▲2七金では受け方がまずいと思って、変化手順の▲7六歩を指さなかったのですが、▲8二角があれば▲7六歩を指していたかもしれません。
このあたりは実戦のあやみたいです。
後手有利とありますが、互角に近い後手有利だという感じです。
なお最初に戻って▲7四歩では▲9六角という手もあったようです。
以下△7六歩▲7四歩でソフトの評価値+2で互角。
▲9六角という手があるのは全く知りませんでした。
ソフトは人間だと浮かびにくい筋違い角を打つことがたまにあり、この手も参考になりました。
桂馬の頭の受け方が参考になった1局でした。