9筋の位を取られての▲9六歩

上図は、先手居飛車後手振り飛車のやや変則的な駒組みで、後手が△4二金と△3二金を寄せた局面。ソフトの評価値+301で先手有利。

対局時は先手が少し指しやすいかと思っていたのですが、先手有利とまでは思っていませんでした。

なお使っているソフトは、300点までは互角ですが、300点を超えると先手有利になっています。

よって、ほぼ互角と言っていい局面だと思います。

本譜は以下、▲2六角△6二金▲5五歩△同歩▲同飛△6三金▲5八飛△8四歩▲5六銀△5一飛▲6六歩で、ソフトの評価値-26で互角。

この手順は5筋の歩を交換して▲5六銀として中央に駒を集める指し方で、少し良くなったかと思っていたのですが、評価値を見ると-26で互角で思ったほど良くなかったです。

ソフトは全く別のことを考えているみたいです。

▲2六角では▲9六歩があったみたいです。

▲9六歩△同歩▲同香△9二歩▲8八金上△5二金▲7五歩で、ソフトの評価値+282で互角。

先手の▲9六歩は全く見えていなかったです。

△同歩▲同香△同香▲同銀は、ソフトの評価値+324で先手有利。

後手は△8二玉型で9筋に香車がいないのは、良くないみたいです。

▲同香に△9三歩は、▲8五桂でソフトの評価値+404で先手有利。

先手の▲4八角が9筋に効いているので、先手有利みたいです。

よって△9二歩と形が悪いのですが後手辛抱も、先手が▲8八金上と上部を厚くしてから▲7五歩という指し方です。

指摘を受ければなるほどという指し方ですが、その局面で浮かぶかどうかはなんとも言えません。

9筋と7筋で駒をぶつけるというのが、先手玉の近くでもあるので決断の1手かもしれません。

9筋の位を取られての▲9六歩が参考になった1局でした。