上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの終盤戦で、後手が△7一銀と先手の龍を取った局面。ソフトの評価値-304で後手有利。
先手の手は▲7一同龍か▲7三角のどちらかと思うのですが、本譜はあまり良くなかったようです。
本譜は以下、▲7三角△8二銀打▲7一龍△7三銀だったのですが、△7三銀で△7九飛なら、ソフトの評価値-755で後手有利。

以下▲8九金△7三飛成という手順です。
この展開だと金と角桂馬の交換で先手が駒損しているので、先手が苦しいみたいです。
後手は守り駒は銀だけですが、穴熊では駒の打ち換えで結構後手玉は粘りが効く形です。
先手の▲7三角は穴熊によく出る筋ですが、この場合は先手玉が▲9九玉が△7九飛で王手がかかるので、うまくいかないようです。
▲7三角では▲7一龍があったようです。
以下△8二銀に先手は2通りの指し方があります。
△8二銀に▲7九龍で、ソフトの評価値-402で後手有利。

先手の龍が横に逃げると先手玉が危ないので、▲7九龍とします。
駒割りは金と桂馬の交換で、先手が少し駒得していますが、手番は後手で穴熊は王手がかからない形なので、後手が少し有利のようです。
もう1つは△8二銀に▲同龍△同玉▲8九金で、ソフトの評価値-409で後手有利。
▲8二龍と清算して▲8九金と埋めます。
ここで後手が△4九飛と打ったら▲7九歩と受けます。
▲7九歩と受けないと、先手玉は△8九飛成▲同玉△7七桂▲同金△5九飛からの詰みます。
どちらの展開も先手が粘りに出ている感じですが、詰みまではだいぶかかるので辛抱強く指すしかありません。
自陣龍で辛抱強く指すのが参考になった1局でした。