例外的な▲7五同歩

上図は、角換り腰掛銀で後手が△6五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値+16で互角。ここは手が広いところで、攻めるなら▲3五歩や受けるなら▲6五同歩もありましたが、▲4五桂としました。

本譜は以下、▲4五桂△4二銀▲6五歩△7五歩で、ソフトの評価値+136で互角。

△7五歩では△4四歩と桂馬を取りにいく手もありましたが、以下▲6四歩△同金▲7一角△5二飛▲6二歩のような展開になります。

本譜は以下、▲6六角△4四角で、ソフトの評価値-184で互角。

この手順は互角とありますが、後手に△4四角と打たれて安定した形になって、先手面白くなかったようです。

戻って、△7五歩は攻めの手筋で、▲7五同歩と取れば△6五桂と跳んだときに7筋に歩を打つことができます。

また、△6五桂と跳んだときに▲6六銀と逃げると、△8六歩▲同歩△同飛で7筋の歩を切った効果で、次に△6六飛と銀を取る狙いがあります。

ほっとけば後手から△6五桂もあるので、普通は△7五歩には▲同歩とせず、▲6六銀が多い印象です。

ただし、後手が△4二銀の場合は、▲7五同歩もあるように思えます。ソフトの評価値+68で互角。

▲7五同歩に△6五桂なら、▲6五同銀△同銀▲5五角で、ソフトの評価値+252で互角。

▲7五同歩に△6五銀なら、▲6五同銀△同桂▲5五角△7七桂成▲同金△6四銀▲1一角成で、ソフトの評価値+124で互角。

▲7五同歩に△4四歩なら、▲6九飛△4五歩▲6四歩△6二金▲7四歩で、ソフトの評価値+442で先手有利。

▲6九飛は玉と飛車が接近するので少し指しづらいですが、後手の攻めを逆用する狙いです。

これらの手順のどこかに抜けがあるかもしれませんが、▲7五同歩もあると分かった1局でした。