上図は、居飛車対振り飛車の終盤戦で、後手穴熊に対して▲7二金と打った手に△8二金と打った局面。ソフトの評価値+282で互角。
穴熊にだいぶ迫っている感じですが、後手からは△7九飛の王手の筋があるので、先手は油断できません。
本譜は以下、▲7三金△7九飛▲8九金△7三飛成で、ソフトの評価値-729で後手有利。
対局中は▲7三金に△7九飛の筋は知っていたのですが、他の手が見えなくて指した感じでした。
この手順は後手有利ですが、駒割りが銀と角桂馬で先手が少し損しているのが、大きいかと思います。
▲7三金では▲6一銀がありました。ソフトの評価値+196で互角。

▲6一銀が▲8二金からの詰めろで、穴熊に小駒で張り付いて喰いつきます。
▲6一銀以下受けるなら、△7二金▲同銀成△8二金▲6二金△7九飛▲8九金で、ソフトの評価値+2421で先手勝勢。。

後手は金を取って△8二金と埋めますが、▲6二金として▲8二金からの詰めろで 張り付きます。
後手が受けるスペースがなくなったので、△7九飛としますが▲8九金で先手勝勢です。
以下△7四飛成なら、▲8一成銀△同金▲同龍△同玉▲7二金打△9一玉▲7一金右で、後手玉が必至で先手玉は詰みません。
ただし、▲6一銀には穴熊に埋める受け方でなく、後手は別の手があったようです。
▲6一銀に△6六角で▲同銀なら、△7二金▲同銀成△8八金▲同玉△7六桂▲7七玉△8八角以下詰み。
手順は長いですが、△4五桂が逃げ道を塞いでいますので詰んでいます。
△6六角に▲7七歩なら、△4九飛▲8九金△5五角で、ソフトの評価値-1142で後手優勢。
△5五角で後手玉の詰めろが消えました。
△6六角はなかなか見えませんが、この手を指せるのは少数派で多くは穴熊に埋める受けがをするのが一般的です。
穴熊に小駒で張り付く指し方が参考になった1局でした。