形勢が離れないように指す

上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△8六歩▲同歩△同飛と銀取りに出た局面。ソフトの評価値-250で互角。

対局中は先手が桂損しているのでだいぶ先手が悪いのかと思っていたのですが、少し先手の模様が悪いとはいえ互角だったのは意外でした。

受けるなら▲8七銀か▲8七金かで迷いました。

本譜は以下、▲8七金△8二飛▲8三歩△同飛▲8六歩で、ソフトの評価値-429で後手有利。

▲8三歩と打ってから▲8六歩と受けたのは、△8三飛として飛車の位置を悪くしてから次に▲7二角の狙いだったのですが、ここでじっと△8二飛とされてあまり効果がなかったようです。

元々後手が桂得で、先手の歩の数が減って後手に増えているので、後手が有利になった感じです。

▲8七金では▲7五銀があったようです。

以下▲7五銀△7六飛▲6六角で、ソフトの評価値-289で互角。

▲7五銀は比較的少ない受け方で先手を取ったとはいえ、△7六飛の銀取りに▲6六角と打って受けるのは、先手の角が狭くて余計に悪くなったかと思うのですがそうでもなさそうです。

先手の次の狙いは▲7七歩です。

▲6六角に△8六桂なら、▲7七歩△7八桂成▲同玉△6六飛▲同銀で、ソフトの評価値+120で互角。

▲6六角に△8三桂なら、▲2四歩△同歩▲2三歩△同金▲1一角成△7五飛▲7六歩△8五飛▲2二歩△同金▲4四香で、ソフトの評価値+282で互角。

模様の悪い将棋を粘るのは辛抱がいりますが、人間同士の将棋ならノーミスで終わるということはほとんどないので、悪いなりに形勢が離れないようにするのは結構大事かと最近は思っています。

形勢が離れないように指すのが大事だと分かった1局でした。