▲3八飛から▲3五歩

上図は、先手居飛車後手振り飛車の対抗形で先手が居飛車穴熊に組んで、後手が△1四歩と突いた局面。ソフトの評価値+324で先手有利。

この局面は、穴熊がほぼ完成して少し先手が指しやすそうなイメージがありましたが、ソフトは先手有利なのが驚きました。

本譜は以下、▲4六角△4五歩▲6八角△7三桂で、ソフトの評価値+249で互角。

▲4六角は後手の△8二玉を睨んで△4五歩と突かせる作戦でたまに見かけますが、ソフトはあまりいい評価をしていないようです。

▲4六角では▲3八飛があったようです。ソフトの評価値+323で先手有利。

たまに▲3八飛のような指し方は見るのですが、これで先手有利も驚きました。

後手の飛車が2筋にいるので、少し浮かびにくい手です。

▲3八飛に△6五歩なら、▲7七銀△4二角▲3五歩△2四歩▲3四歩△2五歩で、ソフトの評価値+443で先手有利。

ここからは▲1七桂~▲3五飛~▲2五飛とする狙いや、▲3三歩成△同角▲1五歩△同歩▲同香△同香▲1三角成△同桂▲3三飛成や、▲4六角△7三桂▲3三歩成△同角▲同飛成△同桂▲6一角△5二銀▲7二角成△同銀▲3四歩など、色々な狙いがあります。

▲3八飛に△5一角なら、▲3五歩△同歩▲同飛△3四歩▲3六飛△8五歩▲7八金右△8四角▲3五歩△同歩▲同飛△3四歩▲8五飛で、ソフトの評価値+475で先手有利。

部分的に見た筋や初めて見た筋もありますが、先手は手の組み合わせが広そうです。

実戦でこれを指しこなすのは結構大変ですが、狙いがあると指しやすそうです。

▲3八飛から▲3五歩が参考になった1局でした。