上図は、相掛かりから角交換して持久戦模様になった展開で、後手が△4四同銀と歩を取った局面。ソフトの評価値-65で互角。
対局中は仕掛けるつもりが全くなく、玉の整備に手をかけました。
本譜は以下、▲7九玉△4五歩▲8八玉△7二金で、ソフトの評価値+52で互角。
後手に△4五歩と指されると先手から仕掛けるのは、少し難しくなったかもしれません。
最初の仕掛けるつもりが全くなくというのは、仕掛ける手を全く考えていなかったということで、仕掛けるなら▲7五歩がありました。
▲7五歩△同歩▲8三角△7四角▲同角成△同銀▲5六角で、ソフトの評価値-176で互角。

7筋の歩を突き捨てて▲8三角と打ちます。次に▲7四歩があるので後手は△7四角と打ったら交換して▲5六角です。
なお、▲8三角と打たずに▲7四歩△同銀▲5六角もありますが、▲8三角の手順に比べて先手が1歩損になります。
▲5六角は▲7四角と▲3四角の両方を狙っています。
▲5六角に△6三玉なら、▲7四角△同玉▲4二歩△同飛▲5一銀△4七歩▲同飛△3八角で、ソフトの評価値-33で互角。
▲7四角~▲4二歩~▲5一銀が鋭い筋です。
後手玉は薄くなりましたが先手は攻め駒が少ないので、互角のようです。
▲5六角に△6五歩なら、▲3四角△6三玉▲4二歩△同飛▲4三歩で、ソフトの評価値-12で互角。

▲5六角に△6五歩と受けたら▲3四角です。
▲3四角に△4三歩と受けたら▲4四飛がありますので△6三玉ですが、▲4二歩~▲4三歩で手になっているようです。
△4三同金▲同角成△同飛▲3四金△4七歩▲同飛△4六歩▲同飛△4五銀▲4三金△4六銀▲同銀△4九飛▲4二飛で、ソフトの評価値+101で互角。
先手は技をかけますが、後手も簡単に悪くならないのが将棋の難しいところみたいです。
玉を固める前に仕掛けるのが参考になった1局でした。