桂馬の頭を狙って逆襲

上図は、相掛かりから角交換しての持久戦模様で後手が△7二金とした局面。ソフトの評価値+111で互角。

対局時は▲5八金を▲6七金右として6筋を手厚くしたかったのですが、△5五銀から△4六歩の筋が気になったので断念しました。

本譜は以下、▲1八香△6二玉▲7九玉△2四歩で、ソフトの評価値-162で互角。

▲1八香や▲7九玉は、1手の価値があまり高くない手待ちの意味ですが、後手は△6二玉と△2四歩は1手の価値が先手より高いため、互角とはいえ後手が少し指しやすい感じです。

▲1八香では▲6八金右があったようです。

▲6八金右△5五銀▲3五歩で、ソフトの評価値+605で先手有利。

△5五銀は△4六歩から△4七歩成を見せて先手にプレッシャーをかけた手で、先手にとってもいやな手ですが、▲3五歩と桂馬の頭を狙います。

どうも私は▲3五歩の指し手が見えづらい棋風なのか、4筋の対応ばかり考えて▲3五歩のような切り返しの指し手がなかなか浮かびません。

△4七歩成から後手に飛車を成られる展開になると、後手玉が入玉する可能性も高まるので、先手としては間違えたら終わりのような局面ですが、ここを正確に指せれば先手有利になりそうです。

▲3五歩に△4六歩なら、▲3四歩△4七歩成▲3三歩成△同金▲4七角で、ソフトの評価値+1035で先手優勢。

手順の▲3三歩成に△4八となら、▲3二と△8一飛▲3三角△4四角▲同角成△同銀▲3四角△6二玉▲4二とで、ソフトの評価値+1250で先手優勢。

▲3五歩△4六歩▲3四歩△2五桂なら、▲4二歩△同飛▲3三角でソフトの評価値+1049で先手優勢。

▲3三角以下、△3七桂成▲同桂△5九角▲5五角成△4四銀▲同馬△同飛▲4五銀△4一飛▲4四桂で、ソフトの評価値+1347で先手優勢。

早指しの対局でこの指し手ができるかはあやしいですが、桂馬の頭を狙って逆襲の指し方が参考になった1局でした。