理解不足を実戦で確認

上図は、角換りの進展で後手が△6三銀と上がった局面。ソフトの評価値+53で互角。

よくありそうな普通の局面ですが、ここから数手で先手が悪くなりました。

本譜は以下、▲3五歩△同歩▲4五桂△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三銀▲2九飛△2四歩で、ソフトの評価値-317で後手有利。

▲3五歩から▲4五桂の筋は実戦で初めて指したのですが、△2四歩まで進むと後手から△4四歩で桂馬を狙う筋があるので、はっきりと先手悪いです。

△2二銀で△4四銀だと▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩に▲2九飛か▲2六飛の展開になり、後手は先手の▲4五桂を狙いにくいので少し不満みたいです。

後手は△2二銀としたのが後で△4四歩で桂馬を狙っています。

本譜は以下▲6六角△4四角と進行したのですが、後で△4四歩から桂損する展開となり、全くだめでした。

この急戦の場合は変化図のように、▲7八金と上がったらだめなようで、▲6九金の形かで仕掛けるべきでした。

変化図の▲4六歩に△6四歩でも△7四歩でも、▲3五歩はあったようです。

本譜の手順では▲7八金と△6三銀と進んでいるので、先手から▲6四飛とすることができず、後手は△5四銀とすると中央が厚くなります。

最初は△6三銀と上がっても△5三の地点が弱いのであまり関係ないかと思っていたのですが、先手は▲6四飛と回れないのは大きいようです。

初めて指す戦型は急所の手を理解していないことは多々あり、本局もそのような感じです。

本で見た手や棋譜は自分の頭であまり考えていないので、実戦で試してみるとは気づかされることが多いです。

理解不足を実戦で確認できた1局でした。