上図は、矢倉の進展で先手が穴熊に囲った形に対して後手が△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+298で互角。
実戦では△7六歩▲同金という形が崩れていやだったので、▲7五同歩としたのですがあまり良くなかったようです。
本譜は▲7五同歩△7二飛▲1五歩で、ソフトの評価値+27で互角。
▲7五同歩に△7二飛が筋で先手の形によって、△7五銀や△7五飛が選択できます。
この展開は▲7八金が浮いているので、先手が少し神経を使います。
▲7五同歩では▲1五歩△同歩▲4五歩があったようです。ソフトの評価値+368で先手有利。

▲7五歩と取らずに▲1五歩は浮かびますが、その後の▲4五歩は全く浮かびませんでした。
▲1五歩と突いたら△同歩には▲同香か、▲1五歩の前に▲4五歩が私の感覚ですが、この手順は滅多に見ないです。
▲4五歩に△同歩なら、▲4五同桂△4四銀▲4六銀△7六歩▲3五歩で、ソフトの評価値+359で先手有利。
この展開は1筋を突き捨てた状態で3筋を攻めているので、攻めが広がってます。
▲4五歩に△7六歩なら▲2五桂で、ソフトの評価値+284で互角。

後手は穴熊相手に受けてばかりでは面白くないと、△7六歩ですが▲4四歩と歩を取るのでなく▲2五桂がうっかりしやすい手です。
このあたりの手順は、後手のちょっとした形の違いで手を変えているみたいです。
▲2五桂に△2四銀なら▲4四歩で、ソフトの評価値+330で先手有利。
▲2五桂に△7二飛なら、▲4四歩△同銀▲1三歩で、ソフトの評価値+372で先手有利。
先手は▲2五桂は後手の銀を取るよりも1筋の攻めに使います。
▲1五歩から▲4五歩の仕掛けが参考になった1局でした。