上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で、先手が▲4八金上とした局面。ソフトの評価値-34で互角。
後手が△7五銀と歩を交換して進出しており、後手はここからどのように手を繋げるかが難しいところです。
本譜は以下、△7二飛▲4七金△7六銀▲5九角△8七銀不成で、ソフトの評価値+115で互角。

この戦型をあまり指していないこともあり、秒読みでは方針を決めるのが難しく7筋に飛を回って△7六銀から△8七銀不成としましたが、指しているときはこの手の善悪がよく分からなったです。
評価値を見る限り互角ですが、本譜は以下▲7七歩△7八歩▲6五銀△7九歩成▲5四歩△8九と進みましたが、 先手は中央から動いているのに対して、 後手の△8七銀があまり働いておらず、後手指しづらい感じです。
△7二飛では△8六歩がありました。
△8六歩▲同歩△7六歩▲5九角△8六銀▲4七金直△6四銀▲8八歩△8七歩で、ソフトの評価値-94で互角。

後手は8筋を突き捨て△7六歩を決めてから△8六銀とします。
△8六銀と出た後に△7五銀と引いて、▲8八歩と受けたときに△8七歩が平凡ですがうっかりしやすい手です。
△8七歩に▲同歩なら△8七同飛成▲8八歩△8五龍で、ソフトの評価値-366で後手有利。
△8七歩に▲4八角なら△6四銀▲6六角△2四銀▲2六歩△8八歩成▲同飛△同飛成▲同角△8七飛で、ソフトの評価値-114で互角。
後手は△2四銀と少し形が崩れた手を指しますが、角道を通して飛車交換してからいつでも△1五歩と端攻めを狙っています。
このあたりの感覚も気が付きませんでした。
△8六歩と仕掛けて△7五銀と引くのが参考になった1局でした。