上図は、居飛車対振り飛車の終盤戦から▲6二龍に△6三金とはじいて▲4二龍に後手が△3八銀が△4七銀不成とした局面。ソフトの評価値-1031で後手優勢。
駒割りは銀と香車の交換で少し先手が駒損しているのですが、後手の△6五歩が急所をついた形で、先手悪いです。
本譜は以下、▲4九香△6六歩▲4八香△6七歩成▲同玉△6六歩で後手勝勢。

先手玉は寄り筋で、一直線に進む指し方は粘りがなかったです。
歩でぼろっと守りの金を取られ、△6六歩と叩かれてはだめです。
▲4九香では▲7七金打で粘るべきでした。ソフトの評価値-1088で後手優勢。

▲7七金打のような手は粘りに出ているとか、後手が安心するとかジリ貧なども考えられますが、△6六歩に備えるならこう指すべきでした。
勝ち負けは別として、これならもう少し後手も先手玉を寄せるのには時間がかかります。
ただし形勢は先手悪いです。
▲7七金打で、後手が焦ってくれたらありがたいという感じです。
後、▲7七金打では▲8八玉の早逃げもありました。ソフトの評価値-1014で後手優勢。
▲8八玉は玉の早逃げで、先手は持ち駒の金を残しているので、先手がたくさん持ち駒が入ると▲6四角とか▲7一銀とか▲7二龍を狙います。
ただし、これも形勢は先手悪いです。
ただどちらにせよ▲4九香よりはるかに良かったです。
悪い局面での粘り方が参考になった1局でした。