後手無理気味もそれなりに大変

上図は、後手一手損角換りの変化手順で後手が△3四銀が△3五銀と出た局面。ソフトの評価値+521で先手有利。

なお実戦では△4五歩▲3七銀△3五銀でなく△6二玉だったのですが、△3五銀はいやな手の1つです。

後手は居玉なので、少し無理気味とはいえ正確に受けないと、後手に3筋や4筋に成駒ができて先手が駒損すると、後手が入玉模様となって、先手が勝てない展開になります。

△3五銀に▲2六銀で、ソフトの評価値+495で先手有利。

▲2六銀は部分的に出る手ですが、知らないと指せないかもしれません。

▲2六銀は後手の△3五銀が圧力があるので、交換して持ち駒にする意味です。

▲2六銀に△同銀なら、▲同飛△3五角▲5六飛△6五銀▲2六角△同角▲同飛△3五角▲3六飛△5七角成▲8八玉△3五歩▲2六飛で、ソフトの評価値+792で先手有利。

一見後手に馬を作られて先手やりそこなったように見えるかもしれませんが、持ち駒は後手は歩しかなく先手に角と銀があるので先手有利みたいです。

ただし先手優勢というほどの差はついておらず、実戦的にはまだまだ大変です。

▲2六銀で▲3六歩は、△4六歩▲3五歩△4七歩成▲4三歩△同飛▲3二角で、ソフトの評価値+1613で先手優勢ですが、▲3六歩に△4四銀で、ソフトの評価値+333で先手有利。

▲2六銀に△5五角▲3七歩△2六銀▲同飛△4六歩▲3一角で、ソフトの評価値+749で先手有利。

先手の▲3一角が急所の1手です。

▲3一角に△1二飛なら、▲5三角成△5二銀打▲3一馬で、ソフトの評価値+849で先手優勢。

▲3一角に△5二飛なら、▲4三銀△1二飛▲5三角成△6二金▲3一馬で、ソフトの評価値+1310で先手優勢。

どちらも先手優勢ですが、実戦的にはまだまだ難しいところはあります。

後手無理気味もそれなりに大変と分かった1局でした。