下から受ける▲3八歩

上図は、角換り腰掛銀からの進展で▲6八玉の形で後手が△4七銀▲5七玉に△3六銀成とした局面。ソフトの評価値+63で互角。

棋譜などで見たことはあっても、実戦では初めての局面です。

次に△4六角や△3七成銀▲同金△4五桂の筋があるので、どのように受けるかが難しいです。

本譜は以下、▲6八玉△4七成銀▲同金△3八角▲3六角で、ソフトの評価値-102で互角。

対局中は△3八角の両取りに▲3六角で切り返したかと思っていたのですが、△2九角成▲8一角成△4七馬▲7九玉で、ソフトの評価値-224で互角。

この展開は後手の△4七馬がまずまず働いており、後手から△8六歩があるため、実戦的には先手受けづらそうです。

先手の▲8一馬の働きがいまひとつなのも少し不満な展開です。

▲6八玉では▲3八歩がありました。ソフトの評価値+63で互角。

▲3八歩は△4六角に▲5八玉で受けたのと、△3七成銀に▲同歩とできるように受けた手です。

ただし、▲2五桂と跳ねてから▲3三歩と叩く筋がなくなるので一長一短です。

秒読みで▲6八玉とそれ以外の手の2種類浮かぶというのは、結構難しいです

やはり直感の▲6八玉が、△4七成銀を許したいまひとつ筋が悪い手だったようです。

▲3八歩に△4六角なら▲5八玉で、ソフトの評価値+506で先手有利。

▲3八歩に△2四銀なら▲6三銀△6一金▲7四銀成△6二金▲6三成銀で、ソフトの評価値+608で先手有利。

先手は受けるばかりでなく、▲6三銀△同金▲7二角の筋もあるのでいい勝負みたいです。

下から受ける▲3八歩が参考になった1局でした。