上図は、後手一手損角換りからの進展で後手が△7一玉が△8二玉とした局面。ソフトの評価値+830で先手優勢。
対局時はまだまだ難しいかと思っていたのですが、先手優勢までは思ってなかったです。
本譜は以下、▲1六歩でソフトの評価値+484で先手有利。
先手有利になっていますが、▲1六歩は350点くらい落としているのであまりいい手ではないようです。
▲1六歩では▲5五銀△5二金▲7五歩があったようです。ソフトの評価値+977で先手優勢。

▲5五銀は全く見えていませんでしたが、どう見ても▲1六歩よりはるかに価値が高そうな手です。
▲5五銀は後手の桂の頭の▲7五歩を狙っており、△7五同歩なら▲7四歩△同銀▲6四銀のような感じです。
△5二金で△5四歩は▲5三角△4一飛▲6四銀△5二銀▲7五歩で、ソフトの評価値+1353で先手優勢。
よって中央を守る△5二金ですが、そこで▲7五歩。
▲7五歩に△7五同歩なら▲7四歩△同銀▲6四銀△6三歩▲9一角△同玉▲7三銀成で、ソフトの評価値+1112で先手優勢。
▲7五歩に△5四歩なら▲5四同銀△同銀▲7四歩で、ソフトの評価値+1016で先手優勢。

△5四歩には強く▲同銀で△同銀に▲7四歩がうっかりしやすい筋です。
この手は銀損で少し無理っぽいところはありますが、後手の陣形がバラバラなので食いつけばいいという考えです。
▲7四歩に△8五桂なら▲7三角△7一玉▲8四角成△7七桂成▲同桂△7二歩▲6七金右△6一玉▲4六桂で、ソフトの評価値+1046で先手優勢。
変化手順の▲6七金右が1手ためる手で、なかなか渋い手ですが後手から厳しい手がないので力をためる感じです。
▲4六桂と打って銀が入っても先手が桂損ですが、先手玉が意外と固く後手がバラバラなので先手優勢です。
▲5五銀から銀と歩で、後手の守りの桂馬の頭を狙う指し方が参考になった1局でした。