攻防の▲8二飛

上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△4七馬を△5六馬と引いた局面。ソフトの評価値+355で先手有利。

次に後手から△7八馬▲同玉△5八飛成が厳しいので、先手は受けるしかありません。

対局中は先手有利など思ってなく、むしろ先手が悪いのかと思っていました。

本譜は以下、▲6八銀打△6九飛成▲6七銀打△4六馬で、ソフトの評価値+527で先手有利。

先手は▲6八銀打や▲6七銀打で玉を固めて、攻め駒が少なくなったのでさらに悪くなったのかと思っていたのですが、先手有利は大局観があまり良くなかったです。

▲6八銀打に△6九飛成もうっかりして、▲6七銀打と打たされたと思っていました。

ただ、△6九飛成では平凡に△1九飛成で、ソフトの評価値+105で互角だったようです。

△4六馬が△6八馬の先手かと思っていたのですが、▲6八同銀で大したことがないのを勘違いをしていて、本譜は▲7九金△1九龍で、ソフトの評価値-410で後手有利となりました。

▲7九金では▲8二飛がありました。ソフトの評価値+505で先手有利。

▲8二飛が意外と厳しいようです。

▲8二飛に△5二金なら、▲6三馬△6一金▲7三馬で、ソフトの評価値+809で先手優勢。

▲8二飛に△5二金打なら、▲7一馬△5一玉▲6二馬△同金▲6三金△同金▲3二飛成△4一金▲5二歩△同金▲2一龍△4二玉▲5九金で、ソフトの評価値+1569で先手優勢。

△5二金打の変化は結構難しいですが、終盤はこれくらいの踏み込みがないと勝てないかもしれません。

なお、最初に戻って△5六馬には▲7九銀の受け方もあったようです。

▲7九銀△8六歩▲8二飛△8七歩成▲同玉で、ソフトの評価値+859で先手優勢。

難しい変化はたくさんありますが、先手は▲8二飛が急所のようです。

攻防の▲8二飛が参考になった1局でした。