上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で、先手が▲8三飛と打った局面。ソフトの評価値+247で互角。
対局時は▲8三飛と打たれて後手が少し苦しいかと思っていました。
とりあえず▲8一飛成を受ける1手みたいです。
本譜は以下、△8二歩▲8五飛成△2九飛▲7四龍△1九飛成▲6四龍△6三香で、ソフトの評価値+459で先手有利。

▲8一飛成を受けるのに△7二銀はあるのですが、▲8二飛成△2九飛▲8四歩で、ソフトの評価値+1405で先手優勢。
よって、△8二歩と受けて2筋に飛車を打ってから香車を取ったのですが、その間に先手は▲8五飛成から▲6四龍と歩を補充して後手玉に迫ってきた手に△6三香としました。
本譜は以下、▲4四龍△同歩▲1六角△4三金で、ソフトの評価値-459で後手有利となりましたが、▲4四龍では▲7四龍で、ソフトの評価値+314で先手有利だったようです。
▲7四龍は次に▲6五桂から▲4四角▲5三桂成の筋です。
最初に戻って△8二歩はいいとして、△2九飛では△7五飛の方が良かったようです。ソフトの評価値+268で互角。

△7五飛はソフトの推奨手ですが、なかなか打ちにくい手です。
△7五飛に▲8六龍なら△4五飛で、ソフトの評価値-222で互角。
桂馬を取っても後手は飛車の活用に時間がかかるので、まだこれからの将棋です。
△7五飛に▲7五同龍なら、△7五同歩▲2四飛△3三桂▲同桂成△同角▲2一飛成△7六桂▲2四桂△8八桂成▲同金△4一角で、ソフトの評価値+375で先手有利。
ソフトは△2九飛と打つ筋は考えていないのが興味深く、そのあたりは人間とは全く違う感じです。
人間だと相手の陣地に飛車を打って成って玉に迫れば、勝ち負けは別に納得いく部分はあるのですが、△7五飛打って辛抱するというのがかなり難しく、局面を複雑にするという意味では大事ということかもしれません。
△7五飛と打って辛抱するのが参考になった1局でした。