上図は、先後逆で先手が343戦法からの進展で、後手が△5二金上と上がった変化手順。ソフトの評価値-85で互角。
実戦では△5二金上では△3五歩だったのですが、後の展開が思わしくなかったのです。
△5二金上はソフトの指摘する手ですが、どのような変化になるかが気になりました。
私の感覚だと△5二金上は、このタイミングでは少し早くて上がりづらいです。
先手に気になる手が2通りあります。
1つは▲6六銀で、▲6六銀△5四角▲7七飛△4四歩で、ソフトの評価値-94で互角。

△5四角から先手の飛車を狙う筋はよくあるのですが、△4四歩は▲5五銀に△4三角を用意した手です。
後手の筋違い角は少し使いづらいですが、先手の▲7七飛も使いづらいでのいい勝負みたいです。
この後の後手は、△8六歩から交換して1歩持っての戦いになります。
もう1つは▲6八銀で、▲6八銀△8五歩▲7七桂△5四角▲6六飛△7四歩で、ソフトの評価値-147で互角。

▲6八銀から▲7七桂というのは、よく出る形でこれにも△5四角がありそうです。
▲6六飛に△7四歩が少し指しづらいのですが、先手の桂馬の頭を狙った手です。
△7四歩以下、▲同歩△同銀▲6四飛△6三金▲6六飛△7五銀▲6三飛成△同銀▲5五角△9二飛で、ソフトの評価値±0で互角。
この変化は先手が飛車と金の交換で駒損も、先手が低い陣形で飛車の打ち込みに強いのでいい勝負のようです。
早めに△5二金上だと大駒の打ち込みに弱いという感じですが、両方の変化であれば△5二金上は有効みたいです。
343戦法への△5二金上が参考になった1局でした。