上図は、相掛かりからの進展で後手が△7六金と打った局面。ソフトの評価値+631で先手有利。
△7六金では△7六歩もありましたが、△7六金は▲7五銀を防いだ手です。
後手は玉と飛車が近いうえに、いつでも▲7四歩と桂馬の頭を狙う手があるので、上部を少しでも厚くしておきたいということです。
本譜は以下、▲7四歩△同飛▲5六角△8四飛▲7四歩で、ソフトの評価値+284で互角。

対局時は後手の桂馬の頭を狙うのが筋だと思い、▲5六角から▲7四歩の筋で攻めましたが、後手も△7七金としていい勝負です。
▲5六角からの手の狙いは悪くなかったですが、別の手もありました。
▲7四歩では▲9五角がありました。
▲9五角△4四飛▲7四歩△同飛▲8五銀で、ソフトの評価値+635で先手有利。

同じ桂馬の頭を攻めるのも、こちらが方が手厚かった感じです。
▲9五角のラインで、後手は△8五同桂とすることができません。
▲8五銀に△7五飛なら、▲7四歩△7七金▲7三歩成△同金▲7四歩△6七金▲同玉△7九飛成▲7三角成△5二玉▲6四桂△同歩▲6三金△4二玉▲5一馬△同玉▲5二金まで。
これはうまく行きすぎですが、先手の▲9五角が働いた展開です。
▲8五銀に△9四歩なら、▲7四銀△9五歩▲6八銀△7五金▲7三銀成△同金▲7六歩△7四金▲8一飛で、ソフトの評価値+1057で先手優勢。
飛桂と角銀の交換でいい勝負も、▲8一飛と敵陣に飛車を打ち込めれば先手優勢です。
後手の玉のラインと桂の頭を狙った▲9五角が参考になった1局でした。