上図は、先手居飛車穴熊後手三間飛車の美濃囲いの進展で、変化手順で先手が▲8六銀と上がった局面。
実戦では▲2四歩と突いたのですが、後で調べると▲8六銀という手もあるのがそれなりの手なのが驚きました。ソフトの評価値+259で互角。
▲8六銀は▲9五銀から歩を取って将来の後手の端攻めを緩和する狙いですが、△9一香がいるので銀と香の交換で少し駒損になります。
▲8六銀以下、△8五歩▲9五銀で、ソフトの評価値+251で互角。

△8五歩と突いたら▲9五銀と出ます。
後手が△8三銀で持ち駒に歩があれば、△9四歩で銀が死んだ形になりますが、その形になるのはもう少し手数がかかります。
▲9五銀に△同香なら▲同角で、ソフトの評価値+359で先手有利。
これは銀と香の交換で先手少し駒損も、後手は玉に近い9筋の駒がなくなったので先手有利です。
▲9五銀以下、△5五歩▲同歩△5二飛▲8四銀△4五歩▲5八飛で、ソフトの評価値+419で先手有利。

後手が△9五香と銀を取らずに△5五歩と中央から動いた展開ですが、先手は▲8四銀とします。
▲8四銀としても後手玉はいますぐどうということはありませんが、先手は歩得して先手有利です。
飛車には飛車で後手が5筋に飛車を回ると、先手も5筋に回るのがいいみたいです。
▲5八飛に△5五銀なら、▲3七桂△5四飛▲2四歩△同歩▲4五桂△4四角▲2四角△4一歩▲2二歩△同角▲3三桂成△同角▲同角成△同桂▲4三角で、ソフトの評価値+1071で先手優勢。
これはうまく行きすぎですが、桂損しても▲8四銀と▲5八飛と▲4三角の働きがいいので先手優勢です。
▲8四銀の形で金気の質駒があると、うまく行けば寄せの形が見えてきます。
▲8六銀から▲9五銀と美濃囲いの端の歩を取る指し方が参考になった1局でした。