上図は、先手居飛車穴熊後手三間飛車の美濃囲いからの進展で、先手が2筋から仕掛けた手に対して△5五歩とした局面。ソフトの評価値+293で互角。
この戦型は後手が△5五歩と仕掛ける展開が多く、▲同歩だと将来△5六歩の垂れ歩が狙いです。
実戦では▲5五同歩△5二飛▲5八飛で、ソフトの評価値+5で互角。
後手が5筋に飛車を回れば先手も5筋に飛車を回す展開でこれも互角ですが、ここでは▲3三角成もあったようです。
▲3三角成△同桂▲2四歩で、ソフトの評価値+223で互角。

角交換して▲2四歩と伸ばすのは遅いでようですが、自然な1手です。
▲2四歩に△3九角なら、▲2七飛△2五歩▲3一角△2一飛▲4二角成で、ソフトの評価値±0で互角。
▲2四歩に△3九角に▲2三歩成は、△2八角成▲2二と△5六歩▲4一角で、ソフトの評価値±0で互角。
△3九角は気づきにくい手でこれでいい勝負みたいですが、穴熊相手に捌き合いの将棋は勇気がいります。
▲2四歩に△2五歩なら▲5五歩で、ソフトの評価値+154で互角。

▲2三歩成を受ける△2五歩はやや消極的な受けですが、堅い守りの穴熊相手では考えられます。
その場合は▲5五歩と歩を取っていい勝負みたいです。
▲5五歩以下、△5七角▲2三歩成△同飛▲3二角△2四飛▲4三角成△4五桂で、ソフトの評価値+256で互角。
この戦型は2筋と5筋の対応が難しく、そこで差がつく将棋みたいです。
角交換しての▲2四歩が参考になった1局でした。