穴熊の細かい動き

上図は、後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△7二金とした局面。ソフトの評価値+341で先手有利。

評価値は先手有利となっていますが、対局時はどのように仕掛けるかの方針がまだ見えていませんでした。

先手有利となっていますが、実戦的には互角だと思います。

本譜は以下、▲2六飛△1四歩▲5四歩でソフトの評価値+315で先手有利と進みましたが、▲2六飛では▲5四歩もあったようです。

▲5四歩に△同銀と△同金がありますが、△同金の方が中央に厚みがあって先手としてはいやな形です。

▲5四歩△同金▲3七桂で、ソフトの評価値+288で互角。

▲5四歩は後手は中央が厚くなるので、▲5四歩とは取りたくないのですが、▲5四歩に同金に▲3七桂が全く見えていませんでした。

▲3七桂は桂馬を活用することで、2九のままに残さないという意味ですが、後手の飛車筋にいるので、どこかで桂馬の頭を狙われて指しにくいかと思っていました。

▲3七桂以下、△6五金▲5四歩で、ソフトの評価値+226で互角。

△6五金は力強い指し手ですが、後手玉の守りが弱くなるので指しづらいかもしれません。

△6五金は将来△5五歩や△5六歩など歩を使って中央を厚みで勝負する意味です。

先手の▲5四歩は全く見えませんが、後手の△4二角がいなくなれば▲5三歩成があります。

よって▲5四歩には△同銀ですが、そこで▲3五歩△4三銀▲3四歩△同銀▲3五銀で、ソフトの評価値+271で互角。

先手居飛車穴熊で後手銀冠で、先手玉が固いので技が決まれば先手有利になりますが、実戦的には大変です。

先手は攻めが失敗すれば、穴熊の姿焼きになる可能性もありますが、それはこの戦法の特徴でもあります。。

穴熊の細かい動きが参考になった1局でした。