すんなりした駒損はだめ


上図は、後手ゴキゲン中飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△8五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-352で後手有利。

対局時はこの局面は先手どうしょうもないと思っていたので、指し手が淡泊になってしまいました。

本譜は以下、▲4四飛△7七桂成▲同金寄△5六歩▲同歩△7四歩で、ソフトの評価値-452で後手有利。

▲4四飛としたのは、▲6六角と逃げては8筋と9筋の攻めを受けきるのは難しいと思って指したのですが、角と桂馬の交換で駒損をして△7四歩と▲7五桂を防がれては、先手のいいところが見当たりません。

先手玉は固いので詰みまで指せば手数は伸びますが、先手の攻める手が限られており、桂馬を渡すと△8七桂の手があるので、形を決めすぎた感じです。

▲4四飛では▲6六角と逃げた方が良かったようです。ソフトの評価値-363で後手有利。

▲6六角と逃げると後手は8筋と9筋にたくさん駒を集めているので、先手玉がかなり危なく後手有利ですが、角と桂馬の駒損よりは良かったようです。

次に▲4四飛とすれば▲8四角の筋があるので、ここで後手が攻めることになります。

▲6六角に△8七歩成なら、▲同金△8六歩▲7七金左△同桂成▲同金△8七金▲同銀△同歩成▲同金△8六歩▲7七金で、ソフトの評価値-63で互角。

この手順は金と桂馬の交換から△8七金と張り付いたのですが、まだ駒が少ないので、△8六歩とされても▲7七金で互角です。

▲6六角に△9六歩なら、▲同歩△9七歩▲同桂△8七歩成▲同金△8六歩▲7七金左△同桂成▲同金で、ソフトの評価値-209で互角。

この手順は9筋からあやをつけてから、金と桂馬を交換して△8六歩と押さえたのですが、▲7七金で互角です。

どちらの手順も△8六歩と拠点を作られ押さえられますが、▲7七金でまだ粘りが効く形です。

すんなりした駒損はだめだと分かった1局でした。