上図は、後手ゴキゲン中飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△6三金とした局面。ソフトの評価値+183で互角。
先手は穴熊が最低限完成しているので、次は4八の銀をどのように活用するかが焦点ですが、本譜の進行はあまり良くなかったようです。
本譜は以下、▲4六歩△7三桂▲3七桂△8二玉▲1六歩△1四歩▲4七銀で、ソフトの評価値-11で互角。

互角であるので、そこまで悪い手ではなさそうですが、▲3七桂と▲4七銀の組み合わせがあまり良くないのか、評価値が伸びていません。
以下△9四歩▲5六歩から駒を繰り替える展開となりました。
▲4六歩では▲3七銀があったようです。
▲3七銀に△4五銀なら▲3五歩で、ソフトの評価値+261で互角。

▲3七銀は△4五銀と出られた時に、▲4六歩と突いても△5四銀でも△5六歩でも模様が悪いと思って指さなかったのですが、△4五銀には▲3五歩がありました。
このような局面で▲3五歩は初めて見ました。
▲3五歩に△同歩なら、▲4六銀△同銀▲同歩で、ソフトの評価値+212で互角。
この展開は先手1歩損ですが、働きの鈍い4八の銀が持ち駒になって、先手穴熊なのでまずまずかと思います。
▲3五歩に△5六歩なら、▲3四歩△4四角▲5六歩△同銀▲同金△同飛▲4六銀で、ソフトの評価値+391で先手有利。
この展開は後手の飛車は捌けていますが、まだ飛車が成れる展開になっていません。
先手1歩得で4六の銀が後手の大駒を抑えるような感じで、先手戦えそうです。
初めて見た▲3五歩に感心した1局でした。