上図は、後手ゴキゲン中飛車に対して先手が持久戦模様の展開で、後手が△6五歩と突いた局面。ソフトの評価値-99で互角。
先手は穴熊にしたかったのですが、先手が3筋から仕掛けたのに対して、後手が△7三桂から△6五歩と動いてきましたので、穴熊に囲う展開になりません。
本譜は以下、▲6五同歩△8五桂▲8六角△5六歩▲7七銀で、ソフトの評価値-530で後手有利。

この手順は後手からの攻めに先手が真正面から受けた形ですが、後手の角と桂の攻めが5筋と6筋の歩を突き捨てることでうまく攻められています。
実戦的にはまだ大変も、後手がうまく攻め切ることができそうな局面です。
▲6五同歩では▲4五歩がありました。ソフトの評価値-82で互角。

この手は全く見えていませんでしたが、後手も少し迷いそうです。
▲4五歩に△同銀なら、▲4八飛△5四銀▲6五歩△8五桂▲8六角△5六歩▲4四飛△同歩▲6四角打で、ソフトの評価値+257で互角。
この展開は、通常は後手の角が目いっぱい働く展開ですが、飛車と角の交換で先手少し駒損でも玉が安定して、▲6四角打と切り返せばいい勝負です。
▲4五歩に△2二角なら、▲2四歩△同歩▲3四飛△8五桂▲8六角△6六歩▲同金△5六歩▲4四歩で、ソフトの評価値+66で互角。
これらの展開を見てると、真正面から受けるのでなく飛車を使って柔らかく受けている感じです。
2筋を突き捨てたのは、▲3四飛とすることで将来▲2四飛の味を残したためです。
まだ実戦的には大変ですが、▲4五歩とか▲2四歩とか▲4四歩で飛車を活用するのがなかなかの手順みたいです。
飛車を使って間接的に受けるのが参考になった1局でした。

















