攻めの拠点は消す

上図は、角換りで後手右玉からの終盤戦で、後手が△7六桂と打った局面。ソフトの評価値+564で先手有利。

対局中は、後手の銀の3枚の形が手厚くて先手が少し悪いのかと思っていたのですが、先手有利は驚きました。

駒割りは金金と銀銀桂でいい勝負です。

とりあえず王手ですが、本譜は以下、▲8九玉△6六桂で、ソフトの評価値-491で後手有利。

▲8九玉と逃げたのは良くなく、△6六桂が厳しい手で▲同金だと△7七桂▲同金△8八銀で以下詰みです。

△7七桂に▲9八玉も△9四香▲9七歩△8九銀で、ソフトの評価値-1054で後手優勢。

△7六桂をそのままにしておくと、先手玉が危険すぎる感じです。

▲8九玉では▲7六同金がありました。

▲7六同金△同銀▲5互桂で、ソフトの評価値+859で先手優勢。

▲7六同金に△同銀の形は、後手の銀が前進しているのですが、この瞬間は先手玉は詰めろになっていません。

そこで▲5五桂と打ち、▲6三桂成△同玉▲7四銀以下の詰めろをかけます。

後手は△7五銀として詰めろ逃れを指します。

▲5五桂以下△7五銀▲4四馬△5三歩▲6三桂成△同玉▲6七桂で、ソフトの評価値+911で先手優勢。

先手優勢とありますが、玉頭戦で駒が接近しているおり、後手玉は厚みがあり玉が広いので、実戦的にはまだ大変です。

先手玉はまだ安全なようですが、後手に桂馬があると△9六桂▲同香△9七銀で王手がかかる筋があるので、油断はできません。

ただし、△7六桂を残す展開より良かったようです。

後手の攻めの拠点は消す▲7六同金が参考になった1局でした。