上図は、先手居飛車後手振り飛車からの進展で先手の▲5四桂に6二の金が△6三金とした局面。ソフトの評価値+146で互角。
対局中は、▲5四桂と打った手ではどのように指していいか全く分からずに指した感覚だったのでですが、そこまで悪い局面ではなかったようです。
本譜のここからの進行は、びっくりするほど悪くなっていました。
本譜は以下、▲1一龍△5五馬で、ソフトの評価値-754で後手有利。

▲1一龍は香車を取っての飛車取りなので普通の手かと思っていたのですが、△5五馬が抜群の味で次は△2四飛▲同歩△1一馬の筋があります。
△5五馬は攻防に効く形で、△9五歩や△7五歩など先手玉に手をつけることもできるので、後手がだいぶいいようです。
▲1一龍では▲3三角成がありました。ソフトの評価値±0で互角。

このタイミングでの▲3三角成が全く見えていませんでした。
今見ても▲3三角成は見えにくく、この手の種類が見えにくい棋風なのかもしれません。
▲3三角成は飛車取りと同時に△5五馬を消しています。
▲3三角成に△2五飛なら▲3四馬で、ソフトの評価値+1019で先手優勢。
この手順は▲6一馬の狙いがあるので先手優勢です。
▲3三角成に△5二飛なら▲4二桂成△5三飛▲4三馬で、ソフトの評価値+188で互角。
▲4二桂成に△5三飛が馬取りと△5七歩成を見て一瞬どきっとしますが、▲4三馬が▲6一馬を狙って互角ながら指せるようです。
▲3三角成が見えるかどうかが大事と分かった1局でした。